山で道に迷わない為に(3)-1 -プランニングの補足

机上登山についてもう少し説明します。

山を登る過程では、必ず「チェックポイント」があります。
チェックポイントにどれくらいの時間でつけるか、また、そこの状況はどうなっているか頭に入れておきます。

第1チェックポイントは「登山口」です。
有名なところでは交通標識に案内が出ていたりしますが、大きな看板からかまぼこ板くらいまで、単にビニールテープだけなど表示はいろいろですが、だいたいの山は登山口の表示があります。

(登りでの)最終チェックポイントは山頂ですが、その途中のチェックポイントのあり方は様々です。

まず、登山口から沢沿いを登る道なら、次のチェックポイントは「滝」や「沢の合流点」など。
尾根を登る道なら「方向転換地点」「主稜線との合流点」など。
道の分岐もそうですし、地形的なものだけでなく、休憩所(あずま屋)、送電線、塔などの人工物の場合もあります。

文章で書くと難しそうですが、ガイドブックにはチェックポイントを書いてある場合が多く、添付の地図(等高線が入っているほうがイメージしやすい)と見比べてイメージします。

こうしてチェックポイントと所要時間を頭に入れておくと、実際に歩いている時には、正しい道を選んでいるという安心感が生まれ、自然を楽しむ余裕が生まれてきます。



※実はこの机上登山には、イメージとの歪みが生じた場合に、道迷いに誘導してしまう危険性をはらんでいるのですが、それについてはまた別に書くことにします。