山で道に迷わない為に(2)-プランニング 

副題に「プランニング」と書いているので「え~っ!」と思わないで欲しい。
何も難しいことを要求しているわけではありません。山に登る前にはプラン(計画)を立てなければならないのです。

皆さんは山に登ろうと思ったときにまず何をしますか?
「お弁当をあれにして、おやつはこれにして」と食い気を優先する方も中には居ると思いますが(笑)、まずは登りたい山のことを調べるはずです。

”弦皺織瓠璽肇襪如↓何時間歩くかというのが一番最初でしょう。

まず,砲弔い董
山登りをされない方は、標高1000mと聞くと0mから一気に登ると勘違いされる方が多いのですが、登山口はだいぶ上のほうにある場合が多く、登山口から山頂までの標高差(比高)は500m程度というのはザラです。山頂の標高よりも標高差を見てください。初心者の方は標高差500m程度の山が体力的にちょうどよいと思います。

「体力を必要以上に消耗しないことも道迷いを防ぐ方法のひとつです。」

なぜかと言うと、くたびれていては冷静な判断力が働かないからです。


次に△砲弔い董
経験が浅いと、標高差はこれくらいだから何時間で歩けるというイメージが出来ないと思います。
そこで必要なのがガイドブック。市販のものがたくさん本屋さんにありますし、インターネットでもたくさんの方が山行レポートをupしていますから情報の入手は容易なはずです。有名な山なら登山地図が発行されているところもあります。
同じ山でも書いた人によって内容が違ってきますから、複数入手するのがベストです。

上述したように、体力を必要以上に消耗しない為にも、まず「自分の体力を知ること」です。

まずは、たくさんの人が登っている人気の山で、かつ、登りの時間が2時間未満、下りと併せて4時間未満の山をチョイスして、天気の良い日に登ってみて下さい。道迷いの危険はかなり低く、気分的にも楽ですから。

極端に運動不足の人には辛いかもしれませんが、通常、健康な人はこれくらいの行程は(意外と)歩けるものです。
これでくたびれ果てたのなら、山登りをする前にウォーキングなどをして体力をつけてから、山のほうに挑戦してください。


これがプランニング?と思われるかもしれませんが、自分の体力、その時の体調に合った山をチョイスするのは立派なプランニングです。
昔歩けたからと言って、自分の体力を過信して行程の長い山に挑戦するのは、”遭難の第1段階”です。