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最近は山野草や桜を見に行ってばかりで、長らく山登りを休んでいたので、久しぶりに山に登ることにしました。
4月の山登りは、毎年庄原市(旧比婆郡比和町)の吾妻山へダイセンキスミレを見に行っていたので、今回は道後山へダイセンキスミレを見に行くことに決定。

道後山は広島県の北にあり、鳥取県との境にある。広島県で山登りをしている人なら大抵登っていると思われる有名な山で、家族連れでも安心して登れる山です。

今回登山口に車で上がると、舗装していなかった駐車場が舗装され、トイレが作ってありました。
たくさんの人が訪れる山なのに、トイレが昔ながらの汚いトイレで不評だったため、新しく整備したのだと思います。人がたくさん来るので整備した山はたくさんありますが、中にはやりすぎと思われる(自然破壊のように思われる)場所があるのですが、こういったきれいなトイレがあると助かります。

花はタチツボスミレやフキノトウ、ミヤマカタバミ、アブラチャンなどが見られましたが、全体として花が少ない感じでした。雪も少し残っていました。
肝心のダイセンキスミレはなかなか見つからず、時期が早かったと諦めかけていた頃、ようやく見つけることが出来ました。見つけようと思わないと見つけられないところにありました。

スミレと言えば紫色が一般的ですが、黄色いスミレはあまり見ないと思います。
中国山地にはダイセンキスミレという種類の黄色いスミレが咲いていますが、希少な植物とされています。しかし、小さくか弱そうにも見えますが、生育環境の厳しいところにも順応できるたくましさを持っており、風当たりの強い尾根の日当たりのよい場所にいます。

黄色いスミレと言えばパンジーをイメージする方が多いかもしれませんが、このキスミレは鮮やかな中にも芯の強さを感じる美しいスミレで、数多いスミレの中でも好きなもののひとつです。