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先日紹介したボタンネコノメソウのように、普通イメージするような花とは違う形をした花は多いので、花の季節にしたがって少しずつ紹介したいと思います。

今日は「ヒトリシズカ(一人静)」です。この花は比較的有名でしょうか?

今年のNHK大河ドラマは『義経』ですからタイムリーかもしれませんが、この花は静御前の舞う姿にたとえ名付けられたとのこと。
4枚の若々しい葉っぱ(それがちょうど舞台のよう)に包まれ、その中で静御前が白い衣をまとって踊っているようなかわいらしい花です。

この花は林床にあり、小さな花なので枯れ葉に紛れて見つけにくいのですが、一度見つけてしまうと近くにもたくさん咲いているのを見つけることが出来ます。
”一人”の名を冠していますが、本当に”一人”で踊っていることはなく、他の仲間たちとよく踊っています。寂しがり屋なのでしょう(^^;

さて、我が家の裏山にはキビヒトリシズカ(吉備一人静)という花がいます。
図鑑に記載してある分布は岡山県、香川県、九州北部となっていますが、私の住んでいる広島県にも咲いており、分布域以外に自生しているので学術的に貴重な花です。
しかし、先日この花を撮影に行ったところ葉っぱも見つかりませんでした(-_-;
盗掘に遭ったのかもしれません。

みんなが見る機会を奪うようなことはして欲しくないものです(ホントに!)