今日は祖父と祖母の法事でした。
祖父は明治生まれ、祖母は大正生まれで、それぞれ享年97歳と90歳。
長期間病院に入院することもなく、多くの時間を家のほうで暮らし、いわゆる大往生だった。

日本人の平均寿命は世界最高水準と言われているが、こうやって大往生を遂げることが出来る人はどれくらいいるのだろう。
「健康のためには死んでもいい」なんてジョークが言われるくらい現代人の健康志向は高いのだが、逆にいえば、それだけ健康に不安があるわけである。

テレビで体によい食材やダイエット効果の高い食材が紹介されたりするが、結局のところバランスのよい食事が一番という結論になっている。つばり”万能薬”はないのである。

現代は豊富な食材が手に入る便利な時代であるが、基本に戻って、昔ながらの日本食が一番よいのではないだろうか。欧米化した食生活を送っている日本人が、平均寿命のとおり長生きできるのかなとふと疑問に感じた。

浄土へと旅立った祖父母に合掌