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春の花といえば一般的に思いつくのは桜でしょうか。
でも、私のように山登りとかを趣味でやっていると、早春の妖精と呼ばれる花たちのことを思い浮かべます。おおまかな開花時期の順で言えば、セツブンソウ、オウレン、ミスミソウ、ユキワリイチゲ、カタクリといった感じです。

セツブンソウはそろそろ終わりの時期なので、今日は広島県北部の美土里町のオウレンの自生地に撮影に向かいました。ここは一般にはあまり知られていない場所です。地元の方も花に興味がなければそういう花が咲いていることを知らない方が多いのではと思います。

3週間前に様子見で訪れましたが、雪をかぶっていて花が咲く状態ではありませんでした。今回は雪もおおかた融けたと見計らって再訪しました。行ってみると思いのほかオウレンがたくさん咲いていて花を踏まないようにするのが大変なほどでした。貼付した写真は別の場所で撮影したものですが、これがオウレン(正確にはセリバオウレン)です。とても小さな白い花で見つけるのが大変ですが、一度見つけると見つけやすくなります。とても可愛い花です。

こうした自生地は他の人に教えたいところなのですが、(残念なことに)盗掘する輩がいるので公開できないのです。山野草の業者は少しずつ自生地が全滅しないように盗るようですが、山野草愛好家と言われる人たちは根こそぎ盗って全滅させてしまいます。その代表的な例がランです。昔は多く見られたようですが、今は山を歩いてもほとんどお目にかかることがなくなりました。自分だけいい思いをしたいという自分勝手な人たちこそ全滅して欲しいものですm(_ _)m