大人スタイルのつくり方 ~スタイリングと再び向き合うこと~ | 藤崎晶子のセルフデザインダイアリー

大人スタイルのつくり方 ~スタイリングと再び向き合うこと~

最近似合う服が変わってきた・・・・

何を着ればいいかわからない・・・・

数年前の服だと、なんだか疲れてみえる・・・


そう感じるあなたは、スタイリングの再構成を考えるとき。
私も!同じです!

年齢を重ねることで、様々な形で似合うものの変化を感じることが多くなります。

それは、体型がまろやかになったり、逆に胸元の肉がスラリと落ちたり、お顔の輪郭や、お顔のパーツも、ひとつひとつからシャープさがなくなり甘く優しくなっていくことが要因になると思います。


つまり、なんとなく全体が<やさしく曖昧>な感じになるのです。


この<やさしく曖昧>な感じ。

実は、上手く利用すれば、若いころよりも、もっと華やかで素敵なイメージをつくりあげることができるのです。

自分という素材の柔らかさを、スタリングでメリハリをつけることで、下品にならず華やかさやカッコよさを表現できます。

<やさしく曖昧な自分>×<やさしく曖昧なスタイリング>だと、どうしてもあか抜けない、つまりオバサン的なスタイリングに。

それを払拭するためには、


<やさしく曖昧な自分>×<華やかなで立体感のあるスタイリング>


<やさしく曖昧な自分>×<シャープでメリハリのあるスタイリング>


<やさしく曖昧な自分>×<旬のアイテムを取り入れたスタイリング>


自分のやわらかさと対比させるスタイリングを心がけてみるのです。

例えば、若さ×華やかさは、品がなくなる可能性があり、若さ×シャープは、ボーイッシュになりすぎる可能性があり、若さ×旬は、没個性になる可能性があります。
ところが大人が着こなすことで、自分自身の<深みのある味>と、スタイリングの<切れ味のよさ>が相まって、芳醇な魅力を漂わせるというわけです。



例えば、色。
昨日の吉川十和子さんは、確実に似合う色が変わってきたことを著書にも書かれていました。


十和子道2

それまで、ご自身の定番色だったベージュが、疲れてみえる!?

そう、あんなに美しい十和子さんでも、微妙に優しいだけの色合いが苦手になってくるのです。


そこで、十和子さんが取り入れている色は、明るく鮮やかな色。
例えばそれまで、「媚びる」イメージで手を伸ばさなかったビビッドなピンク。
それが、「大人の可愛さ」「大人の遊び心」を感じさせる艶めいた大人色になったと。
そして、お顔を明るくみせる白。タートルは黒ではなくネイビーをチョイスされるそう。


10年~15年前に、カラー診断をした・・・・
そのような方が、その時のカラー診断結果を頑なに守っていらしたら・・・・
ちょっと「似合う色」を見直す時期かもしれません。



その時、自分自身の変化を「肯定的に」とらえることが何より大切。


顔色が冴えないし、たるみも出ているから○○○みたいな服は着れないわ~

ではなく!


以前にも増して落ち着いた雰囲気が出てきたから、華のある色と着こなしで大人の色気がでるかも!


みたいに!


変化を、魅力に変えるか、あきらめに変えるかは、考え方と、魅せ方の工夫次第♪
改めて、スタイリングと向き合う楽しさを感じつつ、大人の魅せ方を研究してまいりましょう。