そこでちょこっとハルを遊ばせながら、なんとなく観ていたんです。
私はピクサー映画が大好きなので、もちろん『ニモ』も何度も観ました。
ご覧になったことがある方は分かると思うのですが、冒頭からニモの父親マーリンの『心配性』で『過保護』な面が分かりますよね。
ニモを危ない目に合わせないように、大事に大事に守ってきたわけですが、マーリンが一番恐れていたことが起こります。
ニモが人間に連れて行かれてしまうのです。
それから、必死でニモを探しに行く中で、ドリーに出会い、一緒に冒険をするのですが。
私ね、ドリーの言葉が大好きです。
その中でも、これ。
ニモがなかなか見つからなくて、途方に暮れている場面。
マーリン「あの子には何も起きないようにするって約束したのに…」
ドリー「おかしな約束ね。だって、子どもに何も起きないようにしたら、子どもは何もできないわ」
マーリン「悪いことは絶対起こらないってなんでわかる?」
ドリー「わからない」
そう、この先何が起こるかなんて、誰にも分からないの。
それなら、先の心配ばかりして怯えながら暮らすよりも、先のことを見据えてある程度の準備はしておきながらも、今、目の前にあることを全力で楽しむ方が良いなって。
次回に続きます。