今日は、休日に何もしないというある意味贅沢な選択をしているのですが、そんな空いた時間にゆっくりブログでも書いてみるか・・・とは、なかなかならないものです。結局、いつもと同じ真夜中の投稿になってしまいましたが、ギリギリまで頑張らないというのは、性分というものなのでしょう。
さてさて、以前、鬼ごのみを求めていた記事を書きました(三諸杉 しぼりたて無濾過生原酒 鬼ごのみ (今西酒造/2025年) 2025/11/28投稿記事) が、お酒を求めて奈良を訪れたわけではなく、目的の一つが以下の特別拝観でした。
興福院特別拝観 豊臣秀長が見初めた尼僧 光秀尼の寺に阿弥陀三尊像と小堀遠州ゆかりの庭園を訪ねて(興福院)
開催期間:2025年11月22日 ~ 2025年11月24日
興福院 と書いて こんぶいん、何とも不思議な読み方です。興福寺かと思っていたこともありましたっけ・・・。
今回は、客殿檜皮葺屋根全面修理勧進のための公開です。期間が短いため、今までタイミングが合わずに訪問したことはありませんでしたが (歴史の道:奈良市が制定した天平時代ゆかりの歴史探索コース、にあるため通りかかったことはありました)、今回たまたま日程が合いましたので、訪問することが出来ました。2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主役となると豊臣秀長ゆかりのお寺でもありますし、来年は人気になりそうです。
場所は、奈良駅・近鉄奈良駅から北に徒歩で20-25分。
拝観に関しては、団体さん(10名以上)は受け付けているようですが、個人の拝観は、特別拝観の機会しかありません。過去の特別拝観を確認してみましたが、
2019年:令和記念として約20年ぶりに事前予約なしの特別拝観が行われる (2019年11月6日~8日、22日~24日)
2020年:開催 (2020年11月21日~23日)
2021年:コロナ禍で中止
2022年:未開催
2023年:開催 (2023年11月24日~26日)
2024年:春に開催 (2024年5月3日〜5日)
2025年:開催 (2023年11月24日~26日)
2026年:6月・11月予定
と、自分の情報アンテナに引っかかっていなかっただけで、毎年行われていたのですね。
拝観時の会話で聞いた「この前は、春にやっていたのよね」という感想も納得です。
来年の実施も決定しているようで、大河ドラマもあってか年2回を予定しています。
この日のメイン目的地が興福院ということもありましたし、ゆっくり拝観したかったので、開始時間である9時から訪問することにしました。お茶の提供は10時からとなっていましたので、そちらを考えられている方と被らなければ、比較的空いているかもとの考えもありました。
JR奈良駅から徒歩でも行くことが出来るのですが、前日の疲れもありバスを選択。鴻ノ池バス停から歩けば近いとのGoogleさんの情報でしたが、鴻ノ池運動公園 (今は、ロート奈良鴻ノ池パーク。2026年3月までのネーミングライツ契約ですが、来年別の名称に変わりますかね) でイベントがあるようで、乗客も車も渋滞していたため、かなり時間を要してしまいました。時間に余裕を持ってきたのは正解でした。
それでも開始の9時前に興福院に到着。
門の前には10名ほどが待っていましたが、予想していたより少なくて安堵しました。
代々の徳川将軍の御位牌をお祀りした御霊屋があることもあり、大門には葵の御紋
拝観料は、1,000円。案内とクリアファイルを頂きました。
寺内は、靴を脱いで客殿から御霊屋・本堂を回っていく流れ。リュックはぶつけないように前に持ってとなりますが、ザックとなると前で持つのもなかなかに大変です。
ゆっくり見て回りたかったものの、初回入場ということもあり、順序良く移動となります。このあたりは、後で見ることにします。
各所に説明員の方がいて、色々親切に説明を頂けます。庭園は、小堀遠州の作庭ではなく、移設ということもあり遠州好みの庭とのこと。紅葉の季節ともあっていい感じです。
興福院庭園
市指定文化財(名勝) 客殿庭園:江戸時代初期 茶室露地:昭和初期
興福院は佐保山南麓の斜面に位置する。本堂や御霊屋(おたまや)からは市街地の眺望も素晴らしく、客殿庭園、茶室南側露地(ろじ)とあわせた境内中心部は、庭園的景観が広がる名称として奈良市指定文化財となっている。客殿庭園は尼ヶ辻から法蓮に移転するにあたり、小堀遠州の弟子が作庭した。往時の刈込みは400年の歳月の間に変容したが、佐保山や若草山、茶室と一体となった露地を借景とする”遠州好み”と称される。
遠州の父正次は大和大納言豊臣秀長に仕え、秀長没後、側室が2世光秀尼(こうしゅうに)として興福院を継承したことから、遠州は興福院に対する思い入れが強く、伽藍最高にもたいへん尽力した。
(興福院 境内説明より)
本堂の扁額は、小堀遠州揮毫。何とも味がありますね。
本堂には、本尊阿弥陀三尊像。真ん中の阿弥陀如来は、変わった印を結ぶ金色の仏様です。距離が近いためなのか大きく見えました。
本堂からの参道右には、移設された茶室がありますが、こちらは今回は非公開。
他の建物同様にアライグマの被害にあって、お見せできない状態とのこと。この広いお寺を一人で管理されているそうですし、自然を残そうとする方針もそこかしこでみられますので、大変なのかと思われます。
客殿前のだんちく。入ってきた時はこんな大きく育っているのに気が付きませんでした。
草花の養生中です お見苦しい点 ご容赦ください
お足元朝顔のつるに御注意
他にも「こけ養生中」「あざみは大切に育てています」など、普通であれば、景観や参拝者を優先して刈り取ってしまいがちですが、歴代の尼僧が好んでいた草花を大切にする気持ちが見えてきます。
内部の写真がありませんが、撮影禁止ではなく、撮り手の実力不足でうまく映っていなかったためです。公開する想定ではなく備忘録的なスナップ写真しか撮っていないため、見せられる程度の写真にはしないとですね。客殿では、「法妙童子」という絵本が公開されていましたが、江戸時代のものとは思えない美しさで驚きました。
早朝だからか混雑も感じずにゆっくり拝観できて大満足な時間を過ごせました。来年は大河ドラマ効果でブーストがかかるかもしれませんが、タイミングが合えばまた訪問したいです。














