ドナルド・キーンさんといえば、日本文学や日本の伝統芸能を海外に広く紹介をしたことでも有名ですし、日本国籍を取得するまでに日本を愛して下さった人です。

 

そんなドナルド・キーンさんの偉業を振り返りつつ、日本文学の魅力を伝える企画展が世田谷文学館で行われています。

 

 

世田谷文学館 開館30周年記念

開催期間:2025年11月15日(土)〜2026年3月8日(日)

 

 

 

 

直筆の原稿やメモ書き、手紙などを通じて、日本で誰もが知る文豪について、書籍とは違った側面からも知ることが出来る内容です。そこまで大きくない館内ですが、全てを見ていくとなかなか時間が経っている程に面白い内容でした。

日本人として何となく感覚で掴んでしまっている言葉の間のようなものを、海外の人に分かるように解説をするという難しさは、どれ程の知識と努力が必要なものか、頭が下がる思いです。ドナルド・キーンセンターは、柏崎にあるそうなので、機会があれば行ってみたいです。

 

 

 

1階の企画展は、ドナルド・キーン展のチケットで入場可能でした。

世田谷線・100年間のものがたり

 

世田谷線が開通から100周年とのことで、文学作品に登場する世田谷線を紹介する企画です。世田谷線は、三軒茶屋駅から下高井戸駅 の5キロ程を結ぶ東急の路面電車。この界隈と今まで接点が無かったこともありますが、よくよく振り返ってみても、一度も世田谷線に乗ったことがない気がします。

世田谷文学館の最寄駅は、京王線の芦花公園駅。世田谷線の始発である下高井戸駅は、同じ京王線沿線にありますので、これは行ってみるしかありません。ということで、この後、別の予定を考えていましたが、人生初と思われる世田谷線に乗ることにしたのでした。

 

 

 

 

下高井戸駅から東口に行くと、すぐに世田谷線ホームにいる不思議。待っていたのは、確かに路面電車のようなフォルムの車両でした。乗客は、そこそこですので座れそうです。先頭車両に乗ったと思いきや、出発は反対方向。こちらの車両からは後ろ向きで走ることになるようです。間隔の狭い1人用の座席に座り、ワクワクと出発を待ちます。

 

運賃は、昔は、20円が40円になったなどと企画展に安さに言及する一節がありましたが、今は、均一料金で160円。値上げ値上げのこのご時世で、確かにとんでもなく安価です。

路面電車と聞いていましたが、普通の鉄道と変わらず、専用軌道で走っていました。線路沿いは、さすが世田谷というようなオシャレ感があるお店が多く見られます。それにしても短い区間を走っているのですが、結構な対向車両とすれ違いましたので、人気の路線なのでしょう。初めての乗車でしたので、ずっと外を眺めていましたが、唯一、環状七号線のある若林駅から西太子堂駅間で路面電車らしい信号待ちの場所がありました。さすが環七。

 

 

招き猫でお馴染みの豪徳寺の招き猫をモチーフにした 幸福の招き猫電車

運行時間は、東急電鉄のホームページで確認できます

 

 

 

 

時間にして20分かからない程度で、終点の二子玉川駅に到着。

世田谷線を使用したことはありませんでした、二子玉川には、昔々に行っていた記憶がよみがえります。ナムコ・ワンダーエッグ や サン・マイクロシステムズ、キャロットタワーなど懐かしい記憶です。人生で今まで一度も交わらなかった線が、こうした縁を得るというのも、企画展の楽しさですね。