新たなる敵
今週は3連休! だったのだが、なんだか疲れていた。アメリカに来て一ヶ月半、少し疲れが出たのかな? それともテレビを運んだせいか?
というわけで遠出する気にもなれず、近場に気分転換に出かけてみた。家から10マイルほどの距離にあるEast Fork State Parkへ。ここは湖と森、とにかくでっかい。
湖では人々が泳いでいる。水濁ってるけど、気にしない。皆楽しそう。でも、水濁ってますよ! …ちょっと分化の違いを感じる。
ここは内陸で、海はとっても遠いので、こんなもんなのかな? と思いつつも泳ぐ気にはなれなかったので、森へ。トレッキングロードがあるそうなので歩きに行ってみる。
森はとっても大きくて、トレッキングロードはどこまでも森の中を、途中小さな川を渡って、どこまでも続いていく。大きな見所があるわけではなかったけれども、自然の中を歩いて行くのは気持ちがいい。
森の中は小鳥のさえずりで満ちていて、時折キツツキが木をたたく音がする。ここの森は本当にキツツキが多い。至る所で見かけた。日本の森でこんなにキツツキが多いところって来たことがないな。そしてリスもいて。
森の中の帰り道、ふと茂みの中を歩く、白黒のもさっとした生き物を発見。なんだかモコモコしてかわいい。けど、なんだろう?
家に帰ってネットで調べてみると…どうやらスカンクらしい。スカンクとはかの有名な、非常に強烈な悪臭を放つ分泌液を噴出して敵を撃退する、あのスカンク。Wikipediaによると「スカンクは敵と対峙した時に警告を行い、その警告が受け入れられない場合には分泌液を相手の顔を目掛けて噴射する。これは4~5m離れていても命中させることができる。分泌液が目に入った場合、一時的に目が見えなくなる」…よかった敵だと思われなくて。
しかしさらに読み進めると、なんとこの子は自分の臭気に自信をもっていて、敵と対峙しても逃げない。たとえ相手が車でも!! そして車相手に警告動作をして、噴出して、轢死。自信過剰が招いたとはいえ、かわいそうな。
だがそれも無駄死にではない。噴出された車、および轢死したてのスカンクを轢いた車はあまりの臭さに廃車せざるをえない!!って、おいおい。
やばい。シカ以外にも新たな強敵が! うちの経済状況を考えるに、もし轢いたら…、臭くても乗り続けるしかないだろうな…。こんな危険生物たちがいるところに住んでたんだ、ってことを知って、より気を引き締めて運転することを心に誓った。