「ホノルルマラソン」






の出場を決めて妙に勢いづいた3人組は、






別府の町に繰り出して、当時憧れだった「ヒットパレードクラブ」へと向かった。





「ヒットパレードクラブ」とは、博多の「ケントス」と同じようにオールディーズ系の生演奏を聞きながらお酒が飲めるクラブである。






いわゆる昭和のキャバレーみたいな雰囲気で、空間が広くステージを備えている大人のお店。






ヒットパレードの前は映画館だったらしく2階席などもあってゆったりとしていた。






そこで大好きなオールディーズ音楽の生演奏に聞き入った♪






めっちゃ広くてステージがでっかくてかっこいいネェ♪





「しかも今日は平日なのにお客さんいっぱいおるし(・Θ・;)」





「ちゅうかボーカルの女性キレイくねぇ♪」





「キレイ~♪」





そんな感じでヒットパレードが醸しだす非日常的な空間とヴォーカリストに酔いしれた。






ちなみに現在も大盛況らしい。






当時は繁盛している要因が「ヴォーカルの女性がきれいで、お店がかっこいいから」くらいしか見えなかったが、






今あらためて振り返ると「なるほど」と思える。






以前書いた「経営の八大要因」に照らし合わせヒットパレードクラブを分析すると、






繁盛店に共通する要因というものが見えてくる。





古今東西とまではいかないが、「繁盛店」と噂の店に、





東は京都に神戸に東京、





西はアイルランドにスペイン、





南は熊本に鹿児島まで足をのばして、実際にその空間を体験して感じること。

(※北九州から見て)





繁盛店とは偶然に出来るものではなく、そうなるための要因が必ずあるということ。





もちろん、当時は見えなかったので酒と音楽と歌声と空間が生み出す非日常的な時間に酔いしれて宿へともどった。





「それにしてもめっちゃかっこよかったしキレイやったネェ~♪」






「よ~し部屋でまた飲みなおそう!





「じゃあ近くのコンビ二に買出し行こうや」





この時の写真が今でもあるが、なぜか浴衣を脱いで





上半身裸で道路の真ん中を歩いていた・・・(若けぇぜよ)





さらに道路の真ん中で寝っころがったり、逆立ちしていた・・・





そんなことをしていたらメチャクチャに破壊されたお店が視界にとびこんできた。





「うわゎ、あそこの店めちゃくちゃやない!?」






「なんか車が曲がりきれんで突っ込んだみたい・・・」





「すげぇ・・・車が店を完全に通過しとるばい・・・(゜д゜;)コワっ」





おそるおそる中を覗いてみると






なぜか、






「鹿」





目が合った・・・





つづく





『今日のひと言』

日常の中にこそ

非日常にチャンスあり