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アマニ油は植物の亜麻(あま)を絞って作られますが、その6割がオメガ3です。
里田さんがアマニ油を使って作るのが“冷蔵庫お掃除パスタ”です。
アマニ油は、非常に酸化しやすい特徴をもっています。そのため、炒め油に使用すると、その効果を発揮することなく、エネルギーとしてだけ使用されてしまいます。また、加熱すると酸化が進み、生魚のような臭いが出てきてしまいます。このような特徴から、このパスタは仕上げの味つけに、ポン酢と混ぜあわせたアマニ油を全体に回しかけて使っています。

オメガ3パスタ

材料・2人分

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/12/10/images/p02.jpg ・パスタ・・・200グラム
・塩・・・適量
・オリーブ油・・・大さじ2
・にんにく(きざみ)・・・1かけ
・ベーコン・・・100グラム
・しいたけ・・・6枚
・ほうれんそう・・・200グラム
・しらす・・・30グラム
・白ワイン・・・大さじ2
・塩・・・適量
・こしょう・・・適量
・かりゅうコンソメ・・・3グラム
・パスタのゆで汁・・・適量
・ポン酢・・・大さじ2
・アマニ油・・・小さじ2

作り方

  1. パスタを、塩を入れた湯でゆでる。
  2. フライパンに、オリーブ油を入れ、きざんだにんにくとベーコンを弱火で炒める。
  3. しいたけ、ほうれんそう、しらすの順番でフライパンに入れて炒め、白ワインを回しかける。
  4. 塩、こしょう、かりゅうコンソメ、パスタのゆで汁を加え、味をととのえる。
  5. ゆでたパスタを加えて軽く炒めたら、最後にポン酢とアマニ油を混ぜたものをかけて完成。
<取材協力>
アミール喜代子さん
国際学院埼玉短期大学健康栄養学科 教授 管理栄養士

油以外のオメガ3を含む食材

オメガ3は油以外からも摂取することができます。そのひとつが「くるみ」です。くるみは、ナッツの中でも、オメガ3含有量がずば抜けて多く、さらに、数多くある食材の中でもトップクラスです。
くるみのオメガ3をより効率的に体内へ吸収させるためには、くるみを細かく砕いて食べることがポイントです。オメガ3はくるみの細胞の中にあります。植物の細胞には細胞膜の周りに硬い細胞壁があるので、オメガ3を取り出すためには細胞壁を壊れやすくする必要があります。そこで、細かく砕くことで細胞同士がバラバラになり、壊れやすくなります。その結果、胃液などでふやけて、酵素が働きやすくなり、細胞壁に穴をあけて、オメガ3が吸収しやすくなるという仕組みです。
さらに、細かく砕いたくるみを牛乳と混ぜることが、オメガ3の吸収に効果的です。くるみは栄養素のバランスが非常によい食材ですが、たんぱく質だけが足りていません。そこで牛乳と一緒にとることで、栄養素をまんべんなく摂取することが出来ます。しかも、牛乳の水分でくるみの細胞壁がふやけるので一石二鳥です。
このくるみとたんぱく質を組み合わせた調理方法が、世界有数のくるみの産出国、トルコにありました。番組では、伝統的に作られてきたトルコの家庭料理、冷たいスープの「ジャジュク」とハンバーグの「キョフテ」を紹介しました。

ジャジュク(冷たいスープ)

材料・2~3人分

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/12/10/images/p03.jpg ・きゅうり・・・1本
・ヨーグルト・・・100グラム
・砕いたくるみ・・・大きいスプーンで2杯
・にんにく・・・4分の1片
・塩、こしょう、バジル(粉)、とうがらし(粉)・・・少々
・バジル(粉)、ディル・・・適量
・オリーブ油・・・小さじ2杯+盛りつけ用

作り方

  1. きゅうりを刻み、ヨーグルト、砕いたくるみを混ぜ合わせる。
  2. 塩・こしょう・バジル・とうがらしを加えて、ヨーグルトがさらさらになるまで混ぜる。
  3. バジル、ディルをのせ、オリーブ油を回しかけて完成。

キョフテ(トルコ風ハンバーグ)

材料・1人分

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/12/10/images/p04.jpg ・牛ひき肉・・・100グラム
・砕いたくるみ・・・30グラム
・たまねぎ・・・4分の1コ
・パセリ・・・ひとつまみ
・塩、こしょう、バジル、クミン、とうがらし・・・お好みで
・にんにく・・・4分の1片
・パン粉・・・適量
・卵・・・1コ分

作り方

  1. みじん切りにしたにんにくとたまねぎをオリーブ油で炒める。
  2. 牛ひき肉半分(50グラム)もあわせて炒める。
  3. 塩・こしょうで味をつける。
  4. 炒めた具材をボウルに入れ、砕いたくるみと残りの牛ひき肉と混ぜ合わせる。
  5. バジル、クミン、とうがらし、パン粉を加えて、空気を抜くように一つにまとめる。
  6. 俵型に成形して、細かくしたパン粉、卵の順(トルコ料理ではこの順番が一般的)で表面にまぶし、180度の油で揚げたら、完成。
<取材協力>
井上浩義(いのうえ・ひろよし)さん 慶應義塾大学 医学部 教授
著書「食べても痩せるアーモンドのダイエット力」(小学館・2013)
「LOVE NUTS」(幻冬舎ルネッサンス・2012)

ハサン・ウナルさん トルコ料理店「ボスボラス ハサン」オーナーシェフ
住所:東京都新宿区新宿3-6-11 第一玉屋ビル2F
電話:03-3354-7947

オメガ3が含まれる食材 動物性の脂肪

油、くるみなどの植物以外にも、青魚にもオメガ3が豊富に含まれています。青魚に豊富に含まれるDHA、EPAなどが、実はオメガ3なのです。植物由来のオメガ3というのは、α-リノレン酸と呼ばれる物質です。このα-リノレン酸が体内に入るとEPAやDHAに変化します。これは、元々青魚に含まれているDHA、EPAと同じ成分です。日本では、青魚の摂取量が減ってきたことが、オメガ3が最近不足してきている原因のひとつになっています。

<取材協力>
矢澤一良さん 東京海洋大学 特任教授
著書「オキアミ由来の新型オメガ3 クリルオイル」(ハート出版・2012)
「魚があなたを救う DHA」(法研・1993)

オメガ3をいかした料理

旬の青魚のさばがもつオメガ3をいかした料理法を求めて、「さば街道」で有名な福井県小浜市を訪ねました。郷土料理のなれずし、小浜名物の焼きさばを使った料理などの中で、オメガ3摂取を効率的にでき、全国で誰でもが簡単に作れる料理として、今回ご紹介したのが、さばのごま焼きです。ポイントは、ごま焼きに使用されている、すりごまです。
オメガ3が体内に入ると、酸素と結びつき、酸化してしまいます。ごまを一緒にとることで、ごまのセサミンが酸素と結びつき、オメガ3が酸化するのを防いでくれます。セサミンによって酸化から守られたオメガ3は、中性脂肪や悪玉コレステロールの増加を抑えるといった、本来持つ効果を持続できるのです。
また、ふだんの食事で、例えば青魚を食べるとき、ビタミンEが豊富な玄米と一緒に食べることがオススメです。ビタミンEもセサミン同様、オメガ3と酸素の結びつきを防いでくれる、抗酸化力が強い成分だからです。

ごま焼き

材料・4人分

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/12/10/images/p05.jpg ・生さば・・・1尾
・塩・・・適量
・練りごま・・・大さじ2
・すりごま・・・大さじ1
・ごま油・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ1
・砂糖・・・小さじ1
・(飾り用)ごま・・・適量

作り方

  1. さばは3枚におろしてから食べやすい大きさに切り、軽く塩をふっておく。
  2. 鍋にごま油、みりん、砂糖を入れて、火にかける。砂糖がとけたら、火をとめて、練りごま、すりごまを混ぜ込む。
  3. さばに(2)をぬり、ごまを振り、魚焼きグリルで焼く。