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旅大好きirisのブログ

上海在住6年を経て2015年春に福岡に帰国したバリバリの九州人…毎日の備忘録。趣味は旅と乗馬と犬の散歩。ワインが好きすぎてソムリエの道に(^^)JSAソムリエ、JSAsake diploma 、日本語講師、色彩検定1級、パーソナルカラーアナリスト

サントリーニ島に来た目的は

ただの観光ではありません

数ヶ月前にジョージアのワインセミナーで日本で唯一のマスター・オブ・ワイン(MW)である大橋健一氏とお話しする機会があり

その頃ギリシャに行くつもりだったので思い切って尋ねたのです

「ギリシャで訪れるべき産地はどこですか?」

大橋氏ははわざわざ私のスマホを取って、訪れて見るべきワイナリーの場所と名前を入力してくださいました


一つは本土側の北西部ナウッサ、もう一つがこのサントリーニ島でした


サントリーニ島にはたくさんワイナリーがありワインツーリズムにも力を入れています。よくツアーにはサントワイン、というワイナリーがありますが一般的なようです。


サントリーニ島の中から大橋氏に行くべきワイナリーを3軒教えていただきました

そのうちの一つが

GAIAイエア)です

直前のワイナートにも載っていましたから、すっかり日本でも有名かもしれません

GAIAはサントリーニ空港の敷地の裏側、海に面した場所にあります。

地図で見ると空港から近いようでしたから、空港まで路線バスで行き、歩き出したところ…

当たり前ですが滑走路をグルっと半周しないと向こう側に行けないわけで、滑走路って2000メートル以上あるから実際2キロ以上歩かなければならず

こんなことなら中心地ティラからタクシーで来れば良かったのですが

この時期のサントリーニのタクシー、忙しいのでいない(もともと島にはタクシーが少ない)上に30〜50€すぐ取られてしまうのです


ワイナリーには事前に訪問時間わ予約してありましたがとっくに30分以上過ぎています

仕方がない、見学2時間を1時間にしてもらってもいいからとにかく行こう!


日中はとても暑いです

島なのでとはいっても27度くらいなのですが日差しが強くて照り返しも強い

ようやく看板が見えてきました

海沿いにひっそりとたっています

名前を告げて謝ると

受付の女性が

あー!良かった、予約が入っていたから心配してました。どうぞ気にしないで、タクシーがいないでしょう?

もう、涙が出そうでした



とにかくそちらに座ってちょっと待っててくださいね


オープンスペースのそこはビーチに面していて猫たちがウロウロしています


 

彼女は私を隣の醸造所へ案内してくれました

そこは小さな醸造所できれいでこじんまりとしておりクリアな場所でした



新しく甕(アンフォラ)で仕込むこともやってみているそう

海底に沈めたり

色々な実験をしているところはラボのようです


外にたくさんの人が集まってきました

なんと今日白ブドウ(アシルティコ)の収穫が全て終わったそう

みな一仕事終わった安堵感と達成感でニコニコしています

なぜか

私はお客さん、なんだけど

写真撮ってもらえる?

と頼まれました。もちろん喜んで

彼らは写真をみて満足そう

インスタにあげてもいい?と聞いたら

嬉しそうにみんなオッケー👌



とにかくフレンドリーで明るくて元気な人達

そんな彼らが作ったワイン飲むのは本当に楽しみでした




海底に数ヶ月沈めたボトルには貝殻がついています。

目の前のビーチからすこし沖に沈めるそう


今回はローカルチーズのテイスティングもお願いしていました

もちろんワインとチーズで有料試飲なんですが
1人2500円でこの量!
(写真は2人分)

ハード系チーズがメインですがブルーやフレッシュのチーズもあります

牛、ヤギ、羊のチーズがあり
フランスのチーズより田舎のチーズ感はありましたが

なにより

サントリーニのチーズが塩辛かった

まずは

サントリーニといえば

アシルティコ

火山の噴火で堆積した大地はミネラルがたくさんあり

海に近いので、「海感」いわゆる塩味やヨードを感じられます

とにかく酸が際立っています

GAIAは本土ペロポネソス半島のネメアにもワイナリーがあります

後日ペロポネソス半島へいった時に畑を見ました

ネメアではアギオルギティコという黒ブドウで長期熟成に耐えうる赤ワインを作っています

華やかでシルキー、タンニンはあるけど渋すぎるいうわけでもなく、若くても飲めますがアルコール感の高さや酸とタンニンのバランスの良さから10年後にも飲んでみたいと期待させるものでした

最後は甘いヴィン・サント

イタリアが発祥ではなく

このサントリーニが発祥らしい

サントはサントリーニのサント!

ヴィン・サントとはブドウをアパッシメント(陰干し)してレーズン状にして糖度を高め、圧搾して作る甘ーいデザートワインです

甘さがあるため、ソーテルヌなどの貴腐ワインと同じく50年以上の熟成にも耐えうるのです

サントリーニのヴィン・サントは例のアシルティコを使います

2006年のものでしたが

コクがありながらまだフルーティでもう少し熟成したら面白いなと思ったので買って帰りました

一番高いのはこのヴィン・サントです

なぜなら収穫量、生産量が少なく手がかかるから

ここサントリーニではアパッシメント(陰干し)をまたしても目の前のビーチでするそうです

もうどこまでも自然と共存している


周りは美しいエーゲ海の海岸と人懐こいネコがたくさん寄ってきて傍で寝ています




海からの涼しい風をうけて

ゆっくり飲んでいると

彼女が次のワイナリー訪問の予定を心配して車を手配してくれました

私はずっとこの場所で飲んでいたかったのです

本当に小さなガレージのようなワイナリーです

日本に輸出しているの?と聞いたら横浜のギリシャ食材店がわずかに輸入しているそうで連絡先を教えてもらいました

でも

この素晴らしさを感じるのはやっぱりこの場所に来ないと実感できないかもしれません

きらめくエーゲ海とのどかな風景

観光地化しているサントリーニ島でもこんな素朴なところがあるのです

サントリーニ島に行ったらぜひここを訪れて欲しいです