前々回の記事のつづきです。
不機嫌(今のあらわれ)の原因を
探ること
のお話です。
これは、
障害のある・なしにはかかわらない
と思いますし、
大人・子どもどちらにも言えること
でもあると思います。
メソッド的には、
主に自閉症などの発達障害のあるお子さんへの
アプローチ方法ではありますが、
いやいやいやいや、全員じゃん?
って思っています。
聞いたことがある方も多いですよね。
応用行動分析
という方法です。
簡単に言うと、
その(問題)行動の
前後に注目しましょう!
という考え方です。
例として
わたしが教育実習で
特別支援学校の高等部に配属されたときの
実際の話をします。
ダウン症の、
とても人懐っこい男子生徒がいました。
その学校に初めて来たわたしたちを
喜んで迎えてくれて
授業にも積極的に取り組み
友達とも仲良く、いつも笑っている男子です。
その生徒がある日、
毎朝行う朝トレ(ジョギング)に
「参加したくない!」
と言って、
廊下で一歩も動かなくなりました。
どうしたんだろう?
どこか具合でも悪いのかな?
わたしは彼に寄り添い、
「大丈夫?」
「どうしたの?わたしに言える?」
「今日はいい天気だよ。一緒に行こう」
など、
あの手この手で誘おうとしました。
でも、彼は
頑として動きません。
経験のないわたしは、
ダウン症の子は、頑固な子も多いっていうし、
やっぱりこの子も一度決めたら動かないのね
と心の中で思っていました。
みなさん、どう思いますか?
具合が悪かったのでしょうか。
いやな出来事があったのでしょうか。
今日は朝、家族と喧嘩をして出てきたので気分が乗らないのでしょうか。
彼が、「朝トレに行きたくない」のはなぜか
わたしはそれを、
朝トレの前に何があったかばかり考えていました。
そのとき、先輩の教員が来たんです。
「あらあら、○くん、
教育実習のお姉さんとお話したかったのか。」
と言いました。
彼は、「うん」とうなずきました。
人が大好きな彼は、
新しく来たわたしと、
もっともっとかかわりたくて、
毎朝やっている朝トレよりも
優先したかったのでした。
応用行動分析は、
その行動の前後に注目をする考え方。
わたしが見落としていたのは
その行動を起こしたら、
その後、どんな結果が待っているか、でした。
彼は、いたって健康でした笑
具合はどこも悪くなく、
朝誰かと喧嘩をしたわけでもなく、
朝トレに行くのを渋ると、
お姉さんが心配して声をかけてくれる
ことを期待したんです。
彼は、ただ、
かまってほしかっただけだったのです。
それを、素直に言えなかっただけ。
誰にでもありますよね。
そういうこと。
わたしもあるな。
旦那にかまってほしくて
わざと不機嫌な態度とっちゃうこと
不機嫌の後にどんな結果を望んでいるか。
子どもも大人も変わらないですね笑
あれ?わたしだけ??笑
わたしはそれから、
休み時間に彼とたくさんかかわることにしました。
朝トレは、体力をつけるために大事な取り組みです。
友達と一緒に汗を流すのも気持ちがいい。
だから、それはわたしも一緒に走りながら応援する。
そして、その後は必ず一緒に遊ぼう!
そう決めたら、
彼はその後、一度も廊下で動かなくなることは
ありませんでした。
ダウン症だから頑固
自閉症だからコミュニケーションが苦手
と枠にはめていたわたしは
とてもとても反省しました。
大学生で、まだまだ知識も経験もが浅かった頃です。
ご気分を害されたらごめんなさい。
それは、あくまでも
そういう傾向があるだけの話であって、
だれにでも、
その行動には理由があり、
その行動は、
周りの環境や考え方によって
変わっていく。
彼が欲しい結果は何なのか。
前だけでなくその後を考えると
見えてくることもあります。
応用行動分析は、
人と環境の相互作用によって、
その人のあらわれ(行動や心の動き)が変わる
という考え方です。
ご興味を持たれた方は、調べてみてくださいね。
おいしいです。するがエレガントという品種。
次回は、
うちの子の癇癪について書きますね。
行動の前後を探ることで見えてきた
癇癪の理由です。
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