障害ってなに?の続き。


初めて読まれる方は
こちらから。





1980年に示された
ICIDHがこちら。




画像はお借りしました


つまり、
 疾患によって

 機能障害を起こすと

 能力が低下し

 社会的不利になる


わかりやすく例えると

たとえば、

 事故にあって

 片足を切断してしまった(機能障害)

 歩行が困難になった(能力低下)

 車椅子生活になって仕事の幅が狭まった(社会的不利)


これが、昔の考え方。
昔といっても、ほんの40年前のこと。



ん?これのどこが悪いのニコ
障害って、こういうものでしょニコ

と思われた方もたくさんいると思います。










くわしく説明する前に、
新しくなったICFの図をお見せしますね。


画像はお借りしました


こう見ると、違いがよくわかりますよね。



機能不全や能力低下のように、
マイナスな言葉ではなく、

心身機能、身体構造、活動、参加と
中立的な立場で表現されるようになりました。


そして、



環境因子個人因子が加わりました。

これはつまり、

その人の生活のしにくさの原因が
その人の中にある機能不全や能力低下だけのことではなく、
外的な環境や、障害には由来していないその人の特徴との関連もありますよ、
ということ。




環境因子はたとえば、


ニコ友人が彼にどういう態度をとっているか

ニコ仕事上の仲間の社会意識はどうか

ニコ医療や福祉のサービスはどの程度か

など。


個人因子はたとえば、


ニコ年齢、
ニコ民族、
ニコライフスタイル、
ニコ職業歴

などが上げられます。



ーここまで、様々な資料に書かれていたことを、簡単にまとめさせていただきましたー




つまり、

障害は、誰にでも起こりうるということ。










よく昔、


「○○ちゃんは、○○障害を持ってるから・・ ・」


と言ってる子がいました。



障害は、持つものではないのです。




障害は、持って生まれてくるものではないです。



障害は、単なる状態である、ということ。


それを、個性と表現する人もいます。



○○ちゃんには、障害がある。


ただ、ある、という状態。

そして、その状態は、

周りの環境や、その子のライフスタイル、年齢などによって
日々変化していくもの。



そしてそれらはすべて

相互に関係しあっている。





一方向の矢印で示されていた時代とは違って、

いろいろな方向に作用しあっている。




だからね、
現状を嘆かないで。


今の状態をしっかり捉えて、
彼、彼女が、
より豊かに自分らしく生活できるように
環境を整えていきましょう。






これは、「障害分類」という名がつきますが、
障害のある人にだけ当てはまる話でもありません。



定型発達の子、
障害がないと思っているあなたも
この表を自分に置き換えてみると、
ある日それが助けになるときがくるかもしれません。



「育児で疲れてしまった。
何も手につかない。」


個人因子(自分の時間はとれている?女性だからって、家事育児全部やらなくちゃいけないって思ってない?)
環境因子(旦那さんはあなたに対してどんな態度をとっている?行政のサービスに申し込んでみたら?)




「朝の支度が遅い。
いつも幼稚園に行く前にそのことでケンカになる」




個人因子(早寝早起きはできている?)

環境因子(朝のお支度表を作ってみたら?かばんは起きたらすぐ玄関に置いておいたら?)



など、
「活動」をスムーズに行うための
環境因子個人因子に思いを馳せることは

障害の有無に関わらず
考え方の材料として有効なのではないかな?と思います。




障害って何?
の答えは見つかりましたか?








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