月降る夜
痛々しい光ではなく
こころのうちがわを
そっと照らすような
あたたかい光



星降る夜
それぞれが競い合うのではなく
たがいの光を
そっとたたえあうような
あたたかい光



私は手をのばした
少し目をとじる
ほのかに夏の香り



この空を
どこかちがう場所で


私と同じようにみてるひとがいるはず


そしてずっと昔のひとも


この空をみて


誰かを想ったりしたのだろう


わたしも  いつか
いつか  大切なひとと
この空をみながら
同じ気持ちをわかちあいたい


iris+
本当は泣きたかった
本当は悔しかった
本当は憎かった
本当は叫びたかった



誰かに聞いてほしかった
誰かに理解(わか)ってほしかった
誰かに慰めてほしかった
誰かに包まれたかった



誰かに認めてほしかった



自信をもちたい



iris+
ゆめはみるものじゃなくて
叶えるもの


っていうけど


私はみてるだけでも いいんじゃないかって そう思うんだ


なぜかって ゆめをみつけられず 自分がいったいなにか 自分とはなにかって それすらもわからなってる人が多い気がするから 

ゆめをみるだけ もつだけで 人が人をにくんだり 傷を負わせることはない


毎日のように聞く 悲しい事件なんて おこらない


自分をみつめて 自分のゆめを思い描いて シナリオたてるだけだっていいから

それだけでいいから
それだけでいいから

それだけで 何かが変わるから


iris+