人生を一冊のノートにたとえるなら


私は今まで出会った いろいろな人たちのノートに どんなふうに書かれているかな


何人のノートに私は登場してるのかな


一瞬しかかかわりがないって あなたは思っているかもしれないね
でも 私にとっては1ページまるまる全部あなたの内容なんだよ


大きな力をありがとう


私のノートはまだ半分もにも満たないけど


これから もっと
いっぱい いっぱい 私にかかわるひと 全ての人の名前を刻みたいな


そして そのノートを閉じる日がきたとしても


私はそのノートを 手放したりはしないよ


iris+

夜の空を みあげた

朝に取り残された 雲がいた


そのすきまで

申し訳なさそうに輝く 星がいた


たぶん ずっと

誰にも見えないところで光ってたんだろう


雲がじゃまして

きっとあなたを誰も見てなかった


でも 私は この広い空の中から あなたをみつけたよ


雲はもう動いたよ

もうここは夜だよ

せいいっぱい 輝いてもいいよ


iris+



star


枯れてしまった草をかきわけ

砂浜に出る


白雪の砂浜


はじめて見る冬の海


波が雪をつつみ 消えてゆく


私は今

白い波と白い雪の 真ん中に立っている


誰一人 歩いた足あとがない 白雪の砂浜を 

私は 踏みしめるように進んでいく


灰色の空は

そんな私をだまって 見ていた



iris+



sea