眼精疲労ケアアイクリーク代表の加藤真理です。
自由が丘店に先日いらしたお客様の話です。
前日に会社の研修でパソコン作業を10時間したら
目がかすみ、痛み、頭がモヤッと重く、
目の疲れが耐えられないと駆け込んでみえました。
40代後半の女性で、
裸眼視力は昔から1.5だったそうですが最近自覚的にとても見づらいそうです。
でも視力を測ると左右ともに1.2、両眼視力は1.5でした。
数値としては遠方はとてもよく見えていますが、
ご本人の自覚的には視力が0.5くらいに下がったと感じるほど
目の疲れに伴い見えにくさを感じているそうです。
軽い乱視があり、また子供の頃から間欠性外斜視があるそうです。
外斜視があると輻輳のために眼球を動かす筋肉を常に緊張させていて
さらに視力1.5だとかなり疲れやすい目の方だとわかります。
調節機能解析装置でも毛様体筋が正常に機能していません。
間欠性外斜視があるので定期的に眼科を受診しているそうですが、
通院している眼科の先生に
「老眼鏡を使うとどんどん目が悪くなるから
見えているうちはメガネを使わない方がいい」と言われていて、
我慢して裸眼で生活をしているとのことでした。
『メガネを使うと目が悪くなる』という誤った都市伝説を
よりによって眼科医が発していることに正直呆れてしまいました。
老眼鏡を我慢させる眼科医がいることにも驚きました。
目の筋肉を鍛えるためにメガネを使わないというのは誤りです。
ピントを合わせる筋肉である毛様体筋は
近くを見るときに緊張します。
遠方視力が良い状態で長時間近見作業をすると
毛様体に過度な負担がかかり、
眼精疲労が起こります。
毛様体筋は自律神経の支配領域の筋肉ですから
毛様体筋の疲労から自律神経に影響が出て
肩こりや頭痛、ひどくなるとめまいが起こります。
ですから年齢にかかわらず
長時間近くを見るときにはメガネを用いて
毛様体筋の負担を減らしてあげることが必要です。
『老眼鏡』というと嫌がる女性が多いのですが、
我慢して無理してパソコン作業をしていると
眼精疲労が原因で体調不良を起こしてしまうのです。
そのお客様は頭もこめかみもカチカチで、
後頭部は頭蓋骨の境目がわからないほど凝り固まっていました。
不眠もあるようで、
この血流が悪い状態ならよく眠れないのもわかります。
施術後すごくすっきりされたようで
「視界が開けた」とにこやかに帰られました。
もちろん明日からすぐ使っていただけるように
クリークグラスも購入されました。
「本当に来てよかった」と喜んでいただけて良かったです。
目の筋肉は鍛えられる筋肉ではありません。
遠くと近くを交互に見ることや
眼球を意識的に動かしたり、3Dの絵を見るなど
「目の筋トレ」と言われることはありますが、
これらは「筋トレ」ではなく「目の筋肉のストレッチ」です。
緊張で凝り固まった目の筋肉がほぐれるので、
眼精疲労や初期の老眼にはとても良いですが、
鍛えているわけではなく目の筋肉量が増えるわけでもありません。
目は内臓の一つであり、
内臓の筋肉はなるべく不必要な負担をかけないほうが良いのです。
自律神経の支配領域に無理な負担をかけると
自律神経を乱して様々な体の不調につながります。
最近できた某目の専門サロンでは、
メガネを使わないように薦めて
施術後に視力が上がることを売りにしています。
メガネを使わずあえて目の筋肉を緊張させて
施術の効果を実感させているのは悪質です。
クライアントに誤った理解を与え、
わざわざ自律神経を乱す環境を薦めているようなものです。
見たい物が楽に見える適切なメガネを使用することは、
目だけではなく心身の健康にとっても必要なことです。
必要なメガネを我慢すると
肩こり、めまい、頭痛の原因になります。
目の筋肉はメガネを我慢して鍛えるのではなく、
なるべく負担を減らして労わってあげてくださいね。
