眼精疲労ケアアイクリーク代表の加藤真理です。

 

お盆に1週間夏休みをいただいたので、

 

休みの前後は眼科もアイクリークも混雑しています。

 

そんな混んでいた夏休み前に来院した中学3年生の女の子の話です。

 

 

彼女はスマホを見ていたら急に眼が見えなくなったと大慌てで来ました。

 

ところが、視力検査をしてもちゃんと視力が出ています。

 

そこでスマホを見すぎで一時的な調節障害を起こしたと思った先生は、

 

スマホ老眼について得々と説明してから、

 

いざ細隙灯顕微鏡で目を見てびっくり!

 

瞳孔が極大散瞳、つまり黒目が大きくなっていたんです。

 

何か点眼したかを聞いてみると、

 

目がかゆくて、以前眼科でもらった目薬をさしたとのこと。

 

カルテを見ると、彼女に点眼薬を処方したのは2年前で、

 

寝る前に点眼して毛様体筋を休めるための

 

仮性近視治療の調節麻痺剤でした。

 

もちろんかゆみになんて全く効きません。

 

その点眼薬のせいで、

 

瞳が散瞳状態になり、調節力をマヒさせるので、

 

近くが急に見えなくなっていたのです。

 

さいわい4~5時間で効果がきれて元に戻りましたが、

 

本人が目が見えなくなったと驚いたのは無理ありません。

 

 

点眼薬もれっきとした薬ですが、

 

目がかゆいとか、目やにが出た時に、

 

家にある目薬をとりあえずさしてみる人は多いようです。

 

でも、症状に合わない点眼薬をやみくもにさすと

 

思わぬ副作用もあります。

 

何の薬かわからない内服薬をとりあえず飲む人はいないように、

 

点眼薬も自己判断で使わずに、

 

医師の指示通りに正しく使ってください。

 

また、点眼薬には小さく有効期限が書かれています。

 

有効期限は未開封状態での期限ですから、

 

使いかけの古い点眼薬は使用しないでくださいね。

 

    夏休みに行ったハミルトン島の日没です