「目とアンチエイジング」という演目では、
高齢者の視機能を保つことが最大のアンチエイジングということで、
白内障と認知症や不眠症との関係の研究発表がありました。
視力が悪いと認知症のリスクは2~3倍になり、
白内障によって眼内に入るブルーライトが減ることで、
睡眠の質が下がります。
白内障手術は安全性が高いので、
怖がって我慢せずに手術する方がよいようです。
最後の演目で最新の白内障の眼内レンズの情報がありましたが、
眼内レンズも様々なものが出ています。
眼内レンズの最新情報もとても興味深いトピックスです。
加齢とともに特に女性に増加するドライアイ。
このドライアイが腸活で改善されるそうです。
ドライアイも酸化ストレスが大きな要因となっていて、
ラクトフェリンと乳酸菌の抗酸化抗炎症作用がドライアイに良いそうです。
目にも効果がある腸活って、本当に大切なんですね。
目のアンチエイジングといえばサプリメントです。
今回は、目の代表的なサプリメントであるルテインが取り上げられました。
まずはルテインが目だけではなく脳にも良いということ。
目と脳は、酸化と炎症の影響をたいへん受けやすく、
カロテノイド色素を多く含む緑黄色野菜を十分摂取することが、
抗酸化抗炎症作用によって、脳の健康にも影響するそうです。
中でもルテインは多くの研究結果から、
神経活性化、認知柔軟性、複雑性注意力、言語記憶、視覚記憶、理論組立視覚など
様々な脳の機能をサポートすることがわかっています。
幼児の脳内カロテノイドは58%がルテインだそうです。
もちろんルテインは目にとっても大切です。
人体にカロテノイドは30種類ありますが、
目のカロテノイドは、
ルテイン・ゼアキサンチン・メゾゼアキサンチンの3種類のみです。
中でもルテインは、
視細胞を酸化ストレスから守る黄斑色素です。
ルテインのサプリメントは、
網膜の疾患である黄斑変性症の治療に用いられています。
またルテインは水晶体にも多く含まれているので、
ルテインの摂取は白内障の進行を抑える効果もあります。
でもルテインなどのカロテノイドは加齢とともに減少してしまいます。
日本人は、カロテノイドを多く含む野菜・果物の摂取不足といわれ、
若い人ほど緑黄色野菜が不足している食生活です。
カロテノイド色素を補うサプリ開始は、早いに越したことはありません。
ルテインとゼアキサンチンは脂溶性なので、
ω3系の脂質とともに摂取すると吸収が向上します。
私もアンチエイジングのために目のサプリメントはしっかり摂っています。