眼精疲労ケアアイクリーク代表の加藤真理です。
日テレ恒例の24時間テレビの今年のドラマは
『盲目のヨシノリ先生』でした。
中学校の教師が網膜剥離で失明してしまい、
絶望から立ち直って教職に復帰するという実話のドラマ化です。
うちの患者様にも、元教師で中途失明された方がいます。
やはり奥様も教師で、今も奥様が定期的にお薬を取りに見えています。
数年前に、ご主人のコンサートが掲載された記事を見せてくださいました。
足元の盲導犬もコンサートに共演しており、
ご主人の音楽に合わせて鳴くそうです。
コンサートを終えて、この盲導犬は引退し、
新しい相棒に変わったと奥様がおっしゃっていましたが、
盲導犬とともに、イベントに出るまでには、
色々な意味でひとかたならぬご苦労があったと思います。
「中途失明をした人は、死ぬより辛いと言うんだよね」という
眼科医の主人の言葉が思い出されます。
人は、情報の8割以上を視覚から得ていますから、
視力を失ったあと日常生活を送れるようになるまでの訓練は、
とても大変なことです。
失明というと、光すら全く感じられない状態を指しますが、
それはあくまで生理的な全盲の定義で、
実際には、光や物があることがなんとなくわかる程度の見え方も、
社会的な盲目に相当します。
このような全盲でなくてもほとんど見えていない方に関しては、
白内障が進行しても、手術を行わないドクターが多いようです。
確かに、白内障の手術をしても視力が出るわけではないので、
「手術をしても変わりませんよ」と言われるようですが、
うちではこのような患者様にも白内障の手術を勧めます。
たとえ視力の数値は変わらなくても、
白内障による水晶体の混濁を取り除くことで、
明るさが変わるからです。
実際に、白内障の手術を受けられた後、
明るくなって見え方が全然違うという喜びの声が多く、
視力の数値だけでは計り知れない『その人なりの見え方』の向上は、
眼科医としての主人の一つの信念です。
網膜色素変性症という難病で、ほとんど見えていない患者様が、
アイクリークで施術を受けた後、
「すごく明るくなって良く見える」と言います。
これも、視力の数値には表れないものです。
数年前、やはり眼底疾患でアイクリークに通っていた
7歳と4歳の男の子の兄弟がいました。
二人ともすでに病状が進行していて、
少しでも進行を遅らせることができるならと、
スーパーライザーを受けていました。
素直で元気で明るい、かわいい兄弟でしたが、
お兄ちゃんの方は、自分の目の病状を理解していて、
自分も弟もいつかは失明してしまうことをわかっているようでした。
だからからか、
お母様が、つい弟がうまくできないことに手を出してしまう度に、
お兄ちゃんが、「自分でできるまで待たなきゃだめだ」と言うそうで、
賢くてしっかりした、強い子だなと感心したのを覚えています。
今は盲学校に通っているかもしれません。
あまり24時間テレビは見ないのですが、
今年は盲学校と聾学校の生徒さんたちのパフォーマンスに、
思わず感動の涙を流しながら、
ふと、あのかわいかった兄弟のことを思い出していました。
障害を受け入れ、立ち向かう人間の強さは、
多くのことを教えてくれます。
また、目が見えない人にとって、歩きスマホはすごい恐怖です。
スマホばかり見ていないで、
もう少し回りを見て、人にやさしくできる社会になってほしいと、
心より願います。
日テレ恒例の24時間テレビの今年のドラマは
『盲目のヨシノリ先生』でした。
中学校の教師が網膜剥離で失明してしまい、
絶望から立ち直って教職に復帰するという実話のドラマ化です。
うちの患者様にも、元教師で中途失明された方がいます。
やはり奥様も教師で、今も奥様が定期的にお薬を取りに見えています。
数年前に、ご主人のコンサートが掲載された記事を見せてくださいました。
足元の盲導犬もコンサートに共演しており、
ご主人の音楽に合わせて鳴くそうです。
コンサートを終えて、この盲導犬は引退し、
新しい相棒に変わったと奥様がおっしゃっていましたが、
盲導犬とともに、イベントに出るまでには、
色々な意味でひとかたならぬご苦労があったと思います。
「中途失明をした人は、死ぬより辛いと言うんだよね」という
眼科医の主人の言葉が思い出されます。
人は、情報の8割以上を視覚から得ていますから、
視力を失ったあと日常生活を送れるようになるまでの訓練は、
とても大変なことです。
失明というと、光すら全く感じられない状態を指しますが、
それはあくまで生理的な全盲の定義で、
実際には、光や物があることがなんとなくわかる程度の見え方も、
社会的な盲目に相当します。
このような全盲でなくてもほとんど見えていない方に関しては、
白内障が進行しても、手術を行わないドクターが多いようです。
確かに、白内障の手術をしても視力が出るわけではないので、
「手術をしても変わりませんよ」と言われるようですが、
うちではこのような患者様にも白内障の手術を勧めます。
たとえ視力の数値は変わらなくても、
白内障による水晶体の混濁を取り除くことで、
明るさが変わるからです。
実際に、白内障の手術を受けられた後、
明るくなって見え方が全然違うという喜びの声が多く、
視力の数値だけでは計り知れない『その人なりの見え方』の向上は、
眼科医としての主人の一つの信念です。
網膜色素変性症という難病で、ほとんど見えていない患者様が、
アイクリークで施術を受けた後、
「すごく明るくなって良く見える」と言います。
これも、視力の数値には表れないものです。
数年前、やはり眼底疾患でアイクリークに通っていた
7歳と4歳の男の子の兄弟がいました。
二人ともすでに病状が進行していて、
少しでも進行を遅らせることができるならと、
スーパーライザーを受けていました。
素直で元気で明るい、かわいい兄弟でしたが、
お兄ちゃんの方は、自分の目の病状を理解していて、
自分も弟もいつかは失明してしまうことをわかっているようでした。
だからからか、
お母様が、つい弟がうまくできないことに手を出してしまう度に、
お兄ちゃんが、「自分でできるまで待たなきゃだめだ」と言うそうで、
賢くてしっかりした、強い子だなと感心したのを覚えています。
今は盲学校に通っているかもしれません。
あまり24時間テレビは見ないのですが、
今年は盲学校と聾学校の生徒さんたちのパフォーマンスに、
思わず感動の涙を流しながら、
ふと、あのかわいかった兄弟のことを思い出していました。
障害を受け入れ、立ち向かう人間の強さは、
多くのことを教えてくれます。
また、目が見えない人にとって、歩きスマホはすごい恐怖です。
スマホばかり見ていないで、
もう少し回りを見て、人にやさしくできる社会になってほしいと、
心より願います。
