眼精疲労ケアアイクリーク代表の加藤真理です。

六本木の富士フィルムフォトサロンで開催されている

井上冬彦写真展「サバンナ いのちの物語」を見てまいりました。


井上冬彦氏は、綱島の井上胃腸科・内科クリニックの院長で、

本業(?)は医師です。

実はもともと動物写真家になるのが夢だった井上先生は、

医師になってからアフリカを訪れて、本格的に写真を始められ、

第6回林忠彦賞を受賞されたというすごい経歴のドクター。

痛くない内視鏡検査で人気のクリニックで、私のかかりつけ医院です。

院内にも井上先生の動物の写真がたくさん展示され、

病院というよりギャラリーみたいで、写真集も販売しています。


今回の写真展には、50点の作品が展示されており、

親子のほほえましい写真から始まり、

弱肉強食の狩猟の場面、愛そして新しい生命の誕生まで、

まさに『いのちの物語』です。

息をのむようなアフリカの大自然の美しい風景と、

どうしたらこんな写真がとれるのかと思うような動物たちの躍動感。

どの作品も本当にきれいで迫力があり、たいへん感動的でした。


作品に添えられた井上先生の文章がまた大変素晴らしく、

井上冬彦氏は、医師であり写真家であり、そして哲学者だと思いました。

文章には大変苦労されたそうですが、

執筆活動もされている井上先生の文章からは、

先生の写真に込められた思いがすごく伝わってきました。

その中で、私の心に強く響いたものを紹介いたします。


一つは、ライオンやハイエナなどの狩猟シーンの写真に添えられた

『弱肉強食』についての文章です。

リアルな狩猟シーンは、一見残酷で、

まさに野生の動物の食物連鎖の世界です。

獲物を捕獲するライオンなどの肉食動物は、

食べられてしまう草食動物より強い生き物というイメージがありますが、、

捕獲させる草食動物に比べてはるかに数が少ないそうです。

その数の違いが草食動物を絶滅させないわけですが、

生き物として本当に強いのは数が圧倒的に多い草食動物であり、

そんな観点からみると『弱肉強食』の意味が変わってくると・・・。

その文章を読んでみてみると、

ヌーの大群やシマウマの集団などの大迫力の写真と、

命が奪われる瞬間の狩猟シーンが、

それぞれ違う印象に見えてくるから、不思議です。

私たち人間は、まさに食物連鎖の頂点に位置しますが、

生き物としては、最も弱くはかないのかもしれません。