眼精疲労ケアアイクリーク代表の加藤真理です。
2016年が始まりました。
今年もよろしくお願い申し上げます。
新年の幕開けとともに、ありがたくない初体験がありました。
元旦の朝、目が覚めて立ち上がると、フワ~としてまっすぐ歩けない。
そんなに飲んだつもりはないけど、大晦日のお酒が残っていて、
まだ酔っぱらっているのかと思いましたが、どうも違う。
なんか少し気持ちが悪くて、気持ち悪さが二日酔いとも違う。
寝込むほどではないけれど、
フワ~として気分が悪い感じはだんだんひどくなり、
軽く回転しているようです。
さすがにこれはお酒のせいではないと気づきました。
これは、軽いめまい
主人と息子に症状を訴えると、
眼科医と医大生の見立ては、ともに良性発作性頭位めまい症。
寝起きや下を向いた後など、頭を動かすと起こるめまいです。
良性発作性頭位めまい症は、
耳の中の内耳の三半規管に耳石が入り込んで起こります。
女性は男性の3倍起きやすいといわれ、
特に閉経後の女性は、カルシウム不足から耳石が剝れやすくなるそうです。
寝ている間に耳石が入り込むので、枕を高くするとよいようです。
私の場合は、眠りが深すぎてほとんど寝返りを打たないので、
それも原因の一つだったようです。
治療法は、『めまい体操』
仰向けに寝た状態で、10秒頭を左に傾けます。
頭を元の位置に戻して上を向き10秒、
次は右に傾け、また10秒。
この動作を1日10セット繰り返すだけです。
頭を動かすことで、三半規管に入り込んだ耳石を分散させるので、
めまい症状が改善されます。
実際に、朝晩『めまい体操』を行ったら、
翌日にはほとんどよくなり、ホッとしました。
当院でも、めまいを訴えられる女性の患者様は多く、
その原因は、眼精疲労、更年期障害、自律神経など、様々です。
何事も経験といいますが、
年齢とともに、患者様の訴える症状を自分も体感することが増えていき、
正直うれしいことではないのですが、そのたびに大変勉強になります。
ともあれ今回のめまいが軽く済んだので、本当に良かったです。