眼精疲労ケアアイクリーク代表の加藤真理です。


9月15日に義母が他界いたしました。

享年88歳、折りしも川嶋なお美さんと同じ、胆管癌でした。

義母は2年前に胆管が詰まり、その時胆管癌の告知を受けました。

年齢的に外科手術は難しく、

胆管にステントを入れて、胆汁が流れるように処置されました。

後から胆管のステントの寿命が2年と知りましたが、

ちょうど2年たった今年7月、再び胆管が詰まりました。

胆汁を抜かなけらば余命2週間といわれ、

今度は直接管を入れましたが、思うように胆汁は抜けず、

発熱が続いて最後は眠るように息を引き取りました。

認知症が出ていたこともあり、

本人には最後まで癌のことは知らせませんでした。

2年前の段階で、抗がん剤治療も勧められましたが、

年齢と副作用を考えて、

家族の判断で抗がん剤治療は断りました。

2年間はとても元気に過ごしていましたが、

再入院した後、最終的には緩和ケアを希望し、

ほとんど痛みや苦しみがない、安らかな最後でした。


本人が認知症で判断力がない場合、

家族が治療を選択するのは本当に難しく、

どのような選択をしても、結果的には後悔が残ります。


2年前にステントを入れた時に、

「この年になってこんな苦しい思いはしたくなかった」という義母の言葉が、

今でも胸に刺さっています。

とにかく1日でも長生きしてほしいと願う家族の気持ちと

高齢になった本人の希望は、必ずしも一致せず、

まして認知症で本人の希望すらよくわからなくなると、

家族の決断はとても揺らぎます。


『終活』という言葉がはやっていますが、

義母を見送って、つくづく『終活』の必要性を感じました。

私は以前から子供に、

病気になった時の
病名の告知と胃ろうや延命処置の拒否を伝えています。

また、20年以上すっと宮崎で一人暮らしをしていた義母の荷物から、

大切な書類を探し出すのにたいへん苦労しているため、

これから自分の身の回りを整理し、

大切な物を子供にきちんと伝えておかなければと痛感しています。

いつ何が起こるかわからない年齢ですから。


『終活』は、

残された家族の精神的な負担と物理的な負担を軽くします。

そして何より自分自身が、

いつか訪れる『死』に向き合い、

自分の一生を前向きに生き抜くことにつながると思います。

いろいろ落ち着いたらエンディングノートを手にとってみるつもりです。


最後に、

至らない嫁に最後まで優しかった義母に心より感謝いたします。

お母さん、本当にありがとう。