眼精疲労ケア協会会長の加藤真理です。


先週から急に花粉症の患者様が増え、今週はピークのようです。

雨が降った翌日の晴天は、

雨で落ちたたくさんの花粉が舞い上がるので、

花粉の量も多くなり、症状も強く出ます。

先週から雨の日が多いので、翌日の花粉の辛さを自分でも実感しています。

去年の花粉が少なかったので、今年は一層患者様が多くなっています。


花粉症の症状は様々です。

1番多いのが鼻炎、そして目のかゆみ、咳や皮膚の荒れなど…。

1番強い症状の診療科を受診すると、

希望すれば耳鼻科でも内科でも目薬を処方してもらえますが、

結膜炎の症状が強い場合は、

アレルギーの目薬に、ステロイドの目薬を併用します。

ステロイドの目薬は、

副作用としてまれに眼圧が上がってしまう方がいるので、

眼科で眼圧を測定する必要がありますから、

目の症状が辛い方は、必ず眼科を受診してください。


花粉症は症状が出る前から、抗アレルギー剤を点眼し、

それでも症状が出るようならステロイドの点眼を併用。

ステロイド点眼で症状が治まっても、

花粉の時期が完全に終わるまでは、

アレルギーの目薬をしっかり使っていただきます。

毎年花粉症の内服薬は早いうちから服用される方が多いようですが、

目のかゆみには、内服薬がほとんど効かないので、

症状が出る前から、内服薬と併用して点眼薬もしっかり使うと良いですよ。

抗アレルギー剤もステロイドも、いくつか種類がありますので、

自分に合う薬を予防的に使うことが、

症状を抑える方法です。