眼精疲労ケア協会会長の加藤真理です。

先日、朝日新聞主催のセミナーに参加してきました。

テーマは、『更年期のココロとカラダの健康を考える』


10月18日は「世界メノポースデー」

10月18日から24日はメノポース週間でした。

メノポースとは「閉経」「更年期」という意味。

閉経週間といわれると、「えっ!?」という感じですが、

更年期についての知識の普及を目的にしているようです。

私自身がまさに更年期真っ最中。

患者様、友人含め、私の周りの同世代と話していても、

半分は老化への拒否感があって更年期を認めたくない感もあり、

日本人女性は本当に更年期に関する関心と知識が乏しいと思います。


第1部の基調講演では、

女性ホルモンの年齢的な変化や役割、諸症状などの

基本的な内容が、ドクターからわかりやすく解説されました。

女性ホルモンのエストロゲンは、強い作用で心血管系や骨を守ります。

このエストロゲンが欠乏すると、

・発汗、のぼせ、めまい
・不安、記憶力低下、不眠、鬱
・皮膚の衰え、生殖機能低下
・動脈硬化、高血圧、脳卒中
・骨量低下、骨粗しょう症

などの症状が現れます。

エストロゲンは、欠乏することで全身に影響を与え、


更年期障害でQOLが低下したり、脂質異常症で肥満や動脈硬化がおきます。

以前も書きましたが、50代から心血管系の死亡率は女性のほうが多くなります。

現代の日本人女性の平均寿命を考えると、

閉経後の人生は長く、

50代からいかに健康に生き生き過ごすかという点で、

更年期への知識と対策は、大変重要です。


そこで、女性の健康寿命を伸ばすためには、

ホルモン補充療法(HRT)で、エストロゲンを補うことが良いそうです。

とはいえHRTというと、どうしても癌のリスクで尻込みがちです。

実際に、1970年代には、子宮頸がんが増えると発表され、

一時HRTが敬遠されました。

1980年代には、エストロゲンとプロゲステロンを併用すればOKとなりましたが、

今度は乳癌が増えると発表されました。

ただ、HRTを受けている方が癌の死亡率は下がるそうです。

HRTを受けることで、乳がんへの意識が高まり、

逆に検診で早期発見させるのかもしれません。

また、血栓のリスクもあり、喫煙者には適さないようです。

私はHRTをしているので、血栓予防に青魚のサプリメントを併用しています。


「それでもホルモン剤はちょっと…」という方は、

漢方薬で症状を改善したり、

大豆製品で大豆イソフラボンを摂るという方法もあります。

とにかく、ホットフラッシュを感じたら、

婦人科の『かかりつけ医』を見つけることが大切です。

ドクター探しには、

更年期外来があるところや、

日本女性医学学会のHPに、専門医のリストが載っているそうですよ。