眼精疲労ケア協会会長の加藤真理です。

朝夕涼しくなり、秋の気配を感じます。

夏は冷房で乾燥し、冬は暖房で乾燥して辛いドライアイの方にとっては、

冷暖房いらずのこれからの季節がありがたいですね。

乾燥が辛い冬を迎える前に、新しいドライアイ対策をご紹介します。


ドライアイの原因のひとつに、マイボーム腺機能不全があります。

マイボーム腺は、瞼の縁から油分を分泌し、涙の蒸発を防ぎます。

ところが、何らかの原因でこのマイボーム腺が詰まり、

瞳が油分でしっかり覆われないために起こるドライアイがあります。

マイボーム腺の詰まりを解消するには、

蒸しタオルなどで目を温める温罨法があります。

温めることで油分が溶け、マイボーム腺の詰まりを改善するのです。

ところが、今流行りの目力アイメイクのアイラインが原因でおこる

マイボーム腺機能不全には温罨法だけでは不十分です。

瞼の縁にべったり塗られたアイラインで

マイボーム腺が塞がれてしまっている女性にお勧めなのが、

『リッドハイジーン』です。

リッドハイジーンは目元を美しく保つこと。

目元専用洗浄液で瞼の縁をしっかり洗浄するのですが、

涙に近い成分になっているのでしみにくく、目に入っても安心です。

先日の学会で、エビデンスにはまだ至らないものの有効性の報告がありました。

液状のアイシャンプー、泡状のティーツリー、ふき取りタイプのオキュソフト

などがあり、ネットやナチュラルローソンで買えます。

その中のアイシャンプーを試供品でいただいたので、試してみました。


リッドハイジーンの基本的なやり方は、

1.手をきれいに洗う
2.アイメイクを落とす(洗顔まで行う)
3.温罨法を行う(蒸しタオルなどで温めて脂質を融解し汚れを落としやすくする)
4.アイシャンプーを使い、指先または綿棒で瞼の縁をやさしく洗う
5.医師から処方せれたドライアイの目薬を点眼する

ドライアイでお悩みの方は、

点眼治療温罨法リッドハイジーンを併用されてみてはいかがでしょうか。

リッドハイジーンはドライアイ治療だけでなく、

元気なまつ毛をつくるアンチエイジング効果もあるそうですよ