仲の良いコンサルタントたちから
「クライアントさんから言われて困ったこと」
を話していて共感することがありました。
クライアントさんの中には
・私は意志が弱いので、お尻を叩いてください
・厳しく管理してもらえないと、サボってしまいます
・強制的にやらせてください
という方が少なくないです。
これ、なんで困るかと言うと…
一見、謙虚で
素直な姿勢に見えるかもしれません。
しかし、これは
実は 他責思考の典型例 です。
この発言の背景には
こんな心理が隠れています。
やらないのは管理してくれる人がいないから
続かないのは強制力が足りないから
成果が出ないのは、厳しくしてくれないから
つまり、
自分の行動の責任を
他人に委ねているのです。
問題は意志の強さ、弱さ
ではありません。
問題は"やる理由"が
明確でないことが多いです。
・なぜそれをやりたいのか
・どうなりたいのか
・何を実現したいのか
この"なぜ"が曖昧だから
外部からの強制力に
頼ろうとしてしまうんです。
もちろん、コンサルタント側も
その方の"やる理由"を
一緒に明確にしていく必要はあります。
これをやって、と言って
放置するのでは意味がありません。
他責思考がもたらす問題の1つ目は
他人に管理してもらうことに慣れて
一人では何も決められなくなり
依存体質になってしまうこと。
常に誰かの指示を待つように…
自分で考えなくなってしまいます。
すぐに人に答えを求めてしまいます。
本当に簡単なことでも、です。
他責思考がもたらす問題の2つ目は
誰かに何かを言われないと
行動しないので
成長が止まってしまうこと。
外部からの強制だけで動いていると
・本当の学びが得られない
・創意工夫が生まれない
・自分なりのやり方が見つからない
成長が止まるだけなら
いいのですが
多くの実例で
成長しない場合は
現状維持できずに後退してしまいます。
他責思考がもたらす問題の3つ目は
主体性を持って行動しないので
責任を回避するクセがついてしまうこと。
うまくいかなかったとき
・管理が甘かったから
・もっと厳しく言ってくれれば良かったのに
・サポートが十分じゃなかったから
なんて、他人のせいにしてしまいます。
そして、自分の行動が
足りなかっただけであっても
うまくいかないことを正当化して
周りに承認を求めてしまいます。
どんなに素晴らしいアドバイスを受けても
どんなに価値のある情報を得ても、最終的に:
やるかどうか決めるのは自分
行動を起こすのも自分
これが絶対的な事実です。
こう問いかけてみましょう:
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「私は本当にこれをやりたいのか?」
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「なぜこれをやる必要があるのか?」
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「やらないとどんな損失があるのか?」
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「やるとどんな未来が待っているのか?」
本来、コーチやコンサルタントの役割は:
あなたを強制的に動かすことではなく
あなたが自分で動けるように
サポートすること。
お尻を叩くことではなく
あなたの中にある
モチベーションを引き出すこと。
管理することではなく
選択肢や優先順位を示してあげること。
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専門家は情報や知識を提供する
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判断し決断するのはあなた
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行動するのもあなた
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結果の責任もあなたが負う
「なぜやるのか」を深く掘り下げる
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表面的な理由ではなく、本当の理由
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感情的な理由も含めて
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具体的な未来像を描く
他人との約束ではなく、自分との約束
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今日やることを決める
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実行する
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実行できた自分を認める
強制ではなく、自然にやりたくなる環境作り
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必要な道具を準備する
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時間を確保する
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邪魔を排除する
「お尻を叩いてください」という発想は
一見謙虚に見えて
実は責任逃れの他責思考です。
本当に大切なのは:
自分の人生の主導権を握ること
どんなに優秀なコンサルタントがいても
どんなに完璧なシステムがあっても
あなたの人生を変えるのは
他の誰でもない、あなた自身です。





