ある教室の先生から
こんなご相談を受けたことがあります。
それぞれに合わせようとすると
毎回の準備も声かけも
すべて個別対応みたいになってしまいます……
仕事が楽しい、というより
なんとか回している感じになってます
この先生は、決して
間違っていたわけではありません。
むしろとても丁寧で誠実な先生♡
でも、一人ひとりに
合わせすぎてしまい
知らず知らずのうちに
先生の時間やエネルギーを
奪ってしまっていたんですね![]()
たとえば、
同じ「分からない」
という生徒さんでも
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少しずつでいいから丁寧に進めたい子
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とにかく楽しく取り組みたい子
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自信がなくて"分からないふり"をしている子
それぞれ背景は違います。
だからこそ大事なのは
全員に平等に合わせる
ことではなく
一人ひとりが
どんな状態かに気づいて
その気持ちに寄り添うことです。
寄り添うときに
忘れてはいけないのが
先生自身の“軸”です。
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教室として大切にしているルール
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レッスンの基本的な流れ
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先生として守りたい方針
これらを踏まえた上での
"柔軟さ"が、良いバランスを生みます。
全員に完璧に
合わせようとするのではなく
基本はこうだけど、
今日はここだけ特別にしてみよう
というスタンスが
生徒さんにも安心感を与えます。
一人ひとりに
合わせようとする
その気持ち自体は宝物です。
でも、
がんばりすぎて疲れてしまった先生
が笑顔で教えるのは難しいですよね。
"全部に応えようとしないこと"は、
手抜きではありません。
それは先生自身を
大切にしながら、
生徒さんとも
長く関われる工夫なんです。
少し肩の力を抜いて、
"寄り添い方"ってなんだろう?
と立ち止まってみませんか。
きっと、これまでより
もっと心地よい教室の空気が
生まれるはずです![]()





