きもの美人道 代表のひとみ です^^
大好きな玉三郎さまと、
七之助さんがご出演される歌舞伎座へ参りました。
クリスマスカラーをイメージして、
深緑の色無地に、緋色の長襦袢♪
帯揚げと帯締めの朱色を連動させました^^
この色無地は叔母の形見です。
残された着物の数枚が、
遺品整理で我が家へやってきたのは、
もう何年も前のこと。
色無地は、一つ紋を入れて、
フォーマルシーンやお茶会に着ていく準礼装となります。
色はクリームとかピンク、グリーン、紫など、
淡い色目がよく使われます。
こちらの色無地は、
深いトーンですので、
男性や洋装が多い集まりの中でも、
浮かないと思います。
八掛(裏裾のこと)も、かっこいい!
叔母はセンスあるな〜って思いました。
帯は、京都の呉服屋さんの展示会で、
緑の比翼付きの留袖を購入したときに、
合わせてもらったもの。
モダンでお気に入りでしたが、
他の着物とは合わせづらいな、と思いきや、
この色無地にピッタリ!
帯締めは、捻りながら組まれている、特殊な組み方のもの。
全く別の機会に呉服屋さんに勧められて、
親に買ってもらったものです。
しなやかでありがあり、
ふさもよれない上質感が気に入っています。
一つ一つは個性的で難しそうなものが、
しっくり合っちゃう。
着物のコーデは、単なる色合わせとも違い、
意外なものがイケたりして、とても面白いんです。
で、ヘビロテコーデなんですが・・・
あらためてよ〜く見たら、
あれ〜〜〜〜〜〜???
まさかの「斎藤三才」!?
斎藤 三才(故人)といえば!
超有名な着物作家!
そういえば、八掛にあるのは、
「三才鳥」と言われる鳥のモチーフじゃないの〜〜〜!
どうして気が付かなかったのでしょう???
三才氏の作風は、
従来の着物の世界にはない前衛的なもので、
当初は批判もあったとか聞きますが、
海外でも評価されてアカデミー会員にもなりました。
私が着付け学院に通っていた頃、
学院の文化祭に出展された三才氏を、
お見かけしました。
当時、20歳そこそこの私には、
遠い世界でしたよ。
今では、息子様の斎藤丈太郎氏も、
その精神を引き継いで、
<JOTARO SAITO>
のブランドで、
モダンなかっこいい着物を作り続けています!
(実は、Youtubeをよく見てます!)
わたしはどちらかといえば、
正統派の着物の方が好きだし、
似合うとも思っていますが、
来年は還暦になるし、
チャレンジで、
<JOTARO SAITOで>
のモダンな着物を買ってみようかな〜
なんて、思っていたところでしたが!!
まさか、東北の市役所職員だった叔母が、
斎藤三才ブランドの着物を着ていたとは、
思いもよりませんでした。
おばちゃん、
ありがとう〜〜〜!!!(嬉し泣き)
なんだか、クリスマスプレゼントもらったような気分♪
これからも、大事に着ます!
きもの美人道のmy Pick