さいたま市のきもの美人道 代表・ひとみです。
シニアのポートレート撮影サービスを行なう、
株式会社ソーシャルビューティフォト様のお声がけで、
90代のご姉妹の着付けを担当させていただきました。
ご姉妹は、同じ施設に入居されています。
車椅子での写真撮影は、
受け入れてくれる写真館がなかなかないことと、
あったとしても、
施設職員の付き添いが必要になり、
また、移動中のリスクもあることから、
半ば諦めていたところ、
姪御様が、
ソーシャルビューティフォトのサービスを
偶然知ったところから、夢が叶いました!
ソーシャルビューティフォト代表の山田さんは、
ケアマネージャーの経験のある介護士で、介護施設での経験があります。
その上、美容師免許を取得されているカメラマン。
ヘアメイクをして写真を撮るだけでなく、
介護の必要なお客様にも対応ができるのが強みです。
知り合ったのは、私が以前入塾していた、
「遊美塾」という写真教室です。
山田さんは東京校で先生の補佐、運営をされていました。
いつかご一緒に仕事がしたいな、と思っていたので、
私も念願叶いました!^^
さあて、おい伺いしましたのは、
神奈川の大きな介護施設。
リゾートホテルのような立派なエントランスと建物でした。
応接室に設営し、ヘア・メイクと着付けを交互にしました。
腰紐の時だけ、つかまり立ちをしていただき、
あとは座ったまま着付け。
高齢者は背中が丸く縮んでいるので、
上半身が短くなります。
帯は、私が着付け学院時代に使った便利器具を持ち込み、
なるべくご負担にならないようにしました。
着付けしながらお話を伺うと、
ご姉妹はお茶もされていて、
お着物は沢山お持ちだったのですが、
高齢になって、
ほとんど人へ差し上げてしまったそうです。
妹様は、
一度も袖を通していない大島紬の着物と、
帯をお召しになりました。
「着物もうかばれるわね」
と喜んでいただき、
私も本当に嬉しく思いました。
お妹様は立ち上がって歩くことはできませんが、
お姉様は小さな車椅子に捕まれば、
押し歩くことはできます。
お写真撮影後、
職員の方々にもご覧いただこうと、
お姉様が歩いて行かれましたところ、
「あら!背筋もちゃんと伸びてる!」
とびっくりされていました。
何より、少しお化粧をされただけで、
ほんのりと女らしさが滲み出て、
上品な美しさ。
「美しい〜」
とお世辞でなく声に出てしまいます。
ご本人様たちの思い、それを形にできて、
本当に良かったです!
スナップ写真も良いけれど、
あらたまって着物を着て、
しゃんとした心と身体で撮影する。
写真文化は、いろんな意味があるな、と思いました。
「100歳になったら、またお写真撮りましょうね!」
そう言って笑いながら、後にしました。
******
きもの美人道の出張着付けサービスは、
さまざまなニーズにお応えしております!
お問合せ・ご予約は、こちらへ!
*ツクツク会員登録すると100pt差し上げます!
登録はこちら
*登録した100ptを使えば、「パーソナルカラーセルフ診断表」が実質0円!
きもの美人道のmy Pick