さてさて、10連休も最終日となり、
なにやら名残惜しく?
過ごされているかもしれませんね。
ニュースで、
皇居の一般参賀の様子を見ました。
(お写真、日刊スポーツさんからお借りしました)
なかでも、新皇后となられた雅子様が、
新天皇の傍らで、
晴れやかな笑顔を振りまいていらっしゃることに、
心から安心し、
また、温かな気持ちになりました。
皇后様が、鶸(ひわ)色のドレスで、
お出ましになられた時、
皇太子殿下とのご婚約発表の日の装いと、
オーバーラップして思い返されたのは、
私だけではないでしょう。
ご婚約発表の時は、鮮やかな黄色のドレスでした。
黄色は、希望の光をイメージさせ、
また、幼いヒナを連想させるものでもあるので、
まさに、将来を期待される、
お若いお二人のスタートにぴったりでした。
このたびの鶸色のドレスは、
黄色から緑に寄った色で、
私は、黄色から、明るさは落とさず、
経験を踏まえた、少し苦味を感じる大人の色、
と思いました。
皇室に入られたときとはまた異なるレベルで、
再出発をきられました。
黄色と緑の中間色で、色名がつけにくい色相ですが、
この色の羽を持つ鶸は、
枕草子にも綴られているほど、
日本では親しまれた鳥です。
ご婚約のときは、
緊張した面持ちの、
初々しい雅子さまでしたが、
このたびは、本当に国民に近しい皇室の、
母なるお顔だと思い、
ことの外嬉しく思います。
令和に改元されて、
「これからの世は良くなるか?悪くなるか?」
というアンケートでは、
若い世代ほど、
「良くなる」と答えた率が高かったと報じられました。
これからの世は、自らつくるものであり、
どのようなものをつくりたいのか、
一人ひとりが、まずその理想をしっかり掲げて、
心に刻むことが大事でしょう。
その思いが、何かを動かすと思うからです。
何も言わず、
ただ黙ってそこにいらっしゃるだけで、
何かを感じさせる新皇后のお姿に、
これからの女性の、
真の美しさを垣間見た思いです。

