色ときもので日本の美意識を伝える、
きもの美人道*ひとみ です。
昨日は、新元号が発表され、
新たな年の幕開けとなりました。
いつもなら、入社式の様子などがニュースになるところですよね。
新社会人となられた皆様、
おめでとうございます!
さて、「令和」の意味が話題ですね。
元号に日本の古典から引用されたのが初めてで、
これも意義あることではないでしょうか。
「令和」は、万葉集の梅の花の序文から引用されたとのこと。
人々が美しい心を寄せ合う中で文化が香る、の意。
「令月」は吉日を意味し、
また、「令」は良きこと、美しい、
という意味がある。
命令の令、という意味にとると、全く意味が違ってしまい、
漢字って難しいなぁと思いました。
万葉集は、言霊(ことだま)で評価されるので、
身分、性別にとらわれません。
万葉の時代は、そんな懐の深い、大らかな時代であった
歌の前に人は平等である、
その精神をこそ、今の時代に受け継ぎたいですね。
日本の花といえば、春は桜、
と定着していますが、
昔は、花といえば、「梅」でありました。
冬の寒さを耐え凌ぎ、いち早く咲くことと、
その香りの良さが人気の理由で歌にも詠まれていたのですね。
私たち国民も、
辛いこと、逆境の時こそ力を蓄え、
時期が来たら、
それぞれが美しい花を咲かせる、
そんな世にしていきたいですね!
(写真は、通りがかりに見つけた蕾のチューリップ。
開花はもうすぐですね)
