色ときもので日本の美意識を伝える、

きもの美人道*ひとみ です。

先日、渋谷の百貨店で「レンタル着物市」

が催されているのを見つけたので、立ち寄りました。

 

半襟用の色柄物の生地がたくさん出ていて、

カジュアルコーデに良さそうなものを物色しました。

 

黒猫が染められた帯揚げもゲット!

 

そして、襟芯も手にしながら物色していたら、

 

「あのう、、着物、お詳しいですか?

と声をかけられました。

 

「あ、はい!」と、顔を上げると、

私と同世代な感じの女性でした。

 

「これ(硬めのプラスチック)は折れやすい、

と店員さんに言われたのですが、、

あちら(地厚なもの)の方がいいですか?

これ(メッシュ)はダメですか?」

と聞かれました。
 

私もプラスチックの襟芯は使ったことがありますが、

折れた覚えはありません。

お稽古で、生徒さんへ貸し出しているように

頻繁に使用していれば別ですが。


なので、

「メッシュのは弱すぎるのでオススメしません。

 プラスチックのは一般的です。それほど折れませんけれど、、。

なにせ100円くらい(2本で220円)ですから。

地厚なのは、しっかりしていていいのですが、

襟が厚ぼったくなるのが嫌だとおっしゃる方もいますよ。」
と笑顔で応えました。

 

その女性は、

「そうですね!もし折れても2本入っているから、これでいいですね。」

と、納得された様子でした。

 

襟芯は、こだわれば、本当は色々と選びようがあり、

着慣れた人の中にはプラスチック襟芯が嫌いな人も結構います。
 

今回は、おそらく初心者さんとお見受けしたので、

無難なもので良いのではないかと思いました。

 

それにしても、

こうやって相談されるのって嬉しいです。

 

店員さんのアドバイスもいいのですが、

やはり同じ(着る側の)目線でアドバイスが欲しいのですよね。

 

きもの美人道では、

きものアドバイザーとしての役割も果たせるよう、

レッスンしていきたいと思っています。