【5周年記念】「MDDベースボディ2.0(DD-f3)」について | イリイリのブログ

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気ままに撮っているドルフィードリーム(創作造形©造形村/ボークス)の写真を掲載するためのブログです。
ドール写真の苦手な方はご遠慮ください。

今日は当ブログの開設5周年記念ということで、チョット趣向を変えて、去年発売開始された「MDDベースボディ2.0(DD-f3)」をお題に少し語ってみましょう。

 

「MDDベースボディ2.0(DD-f3)」(以下 MDD2.0)は「ボークスニュースVol.100」で発表された新素体です。まあ「ボークスニュースVol.100」は2023年6月12日より随時到着だったから、2023年6月1日のボークスブログでの紹介が公式の発表日になるのかな。ただ、その2週間ぐらい前にボークスアプリの先行情報で通知されたのが最初になるだろうか。

 

ボークスによると「より動き、より愛らしく。」がMDD2.0の方向性らしい。

詳しくは以下のボークスの説明をみてくださいね。

「新MDDベースボディ誕生」

 

ボークスブログのMDD2.0紹介記事は以下

「MDDベースボディ2.0(DD-f3)」ご紹介 その1

「MDDベースボディ2.0(DD-f3)」ご紹介 その2

「MDDベースボディ2.0(DD-f3)」ご紹介 その3

ボークス側の言い分はこれぐらいにして、ここからはイリイリが感じたMDD2.0の特徴を語りましょう。

 

先ずは外観の比較ですね。

 

・正面から

左が「MDD2.0(S胸:MDDリリル)」、右が「旧MDD(S胸:MDDアルル)」ですね。両方共に内部フレームはDD-f3です。

先ず身長に差は無いですね。一見して分かるのはヘソの位置の違い。MDD2.0の方がヘソの位置が低い。ヘソ自体も大きくて深い。更によく見ると全体として腰から太腿へのボディラインが滑らかになりました。太腿も太くなったようです。DDに近いボディラインになったと思います。

 

・後ろから

後ろから見ても腰から太腿へのボディラインの違いがよく分かりますね。

 

・横から

お尻と腹の出っ張り具合が違いますね。MDD2.0方がボディラインが滑らかでお尻と腹がぷっくりとは出っ張っていません。

 

・肩甲骨と背骨

細かい話ですが、肩甲骨や背骨のモールドが変更になってます。

 

・膝裏

膝裏もよく見るとソフビ形状が変更されて隙間が出来てました。この隙間によって膝関節の可動範囲が広くなっています。

 

・足首

足首も外観から見て違いが分かります。MDD2.0の方は足首の球状関節大きくなり、露出するようになりました。ボークスによるとフレームから新設計らしいが、DDの足首に似ています。

 

・手首

これはかなり細かい話になりますが、「上下腕パーツ」の先端の形状が内側へ丸みを帯びた形状に変更になっており、ハンドフレームの球状関節が綺麗に治まるようになりました。よくアイホール用の球状鑢で削るという話を聞いたことがあるけど、素体からその処理がしてある感じですね。

 

・股関節回り

股関節回りの外観も違うのだが、インナー履いていると見えないですね。

後で「下半身パーツ」として説明します。

 

他にも外観上の細かなモールドの違いはありますが、説明しきれないので割愛します。

 

 

次はパーツの違い。

 

・上半身フレーム/上半身パーツ

「上半身フレーム」「上半身パーツ」の設計を変えて首を縦に動かすことを重視した形状に変更されました。特に顎を上げたり引いたりの動きが良くなっています。

 

首を動かした時の違い。

●正面を向いて

●顎を上げて

●顎を引いて

●左に傾げて

●右に傾げて

写真で見て分かるように顎を上げた時の違いが大きいです。顎を引いた時も違いがあるけど、左右に傾げた場合は大きな違いは無さそう。

 

ヘッドを取るとこんな感じ。

●正面から

●横から

ヘッドを取り付けるフレームが真っ直ぐになっていることが分かります。

●後ろから

旧MDDはそもそも上半身パーツの首関節部分のソフビが首の動きを邪魔している。MDD2.0の上半身パーツはその点を大きく改善して、ヘッドをつけるフレームの動きを邪魔しないようになっている。そして頸の辺りのソフビが大きく削り取られており、これによって顎を大きく上げることが可能になりました。

 

「上半身パーツ」も外すとこんな感じ。

「上半身フレーム」のヘッドを支えるフレームはネジの向きが90度違いますね。この変更で首の動きが、横より、縦に動き易くなりました。

横の動きは旧DDの方が可動範囲が広い。

 

 

●横から見ると

縦の動きはMDD2.0の方が可動範囲が広い。

 

旧MDDの首のフレームは縦にはほとんど動きません。

 

・下半身パーツ

「下半身パーツ」のソフビ形状が大幅に変更されています。

上部の「上半身フレーム」を覆っている部分が切り落とされ、股関節回りのソフビも大きく削られています。これは外観上も大きな違いになります。

 

これらの変更により、

 

「腰の捻り」ができるようになりました。

●正体

●右に捻って

●左に捻って

●ポーズを付けると

上半身を捻ったポーズを作り易くなりました。

 

「腰の可動」ができるようになりました。

●横からの正体

●前に屈めて

●後ろに仰け反って

●ポーズを付けると

上半身を反らせたり屈ませたりするポーズが作り易くなりました。

 

「股関節の可動範囲」が広がりました。特に座り姿勢の違いが大きいです。

●旧MDDの座り姿勢

旧MDDは股関節が曲がらないので、後ろに倒れそうです。背もたれが無いと不安定な感じ。

●MDD2.0の座り姿勢

MDD2.0は股関節が曲がるので座った姿勢で安定している。背もたれの無い椅子でも大丈夫そうです。

●ポーズを付けると

座ったポーズが作り易くなり、自然になったと思います。また、座った姿勢だけでなく腿を上げるポーズも作り易くなりました。

 

外観で取り上げているので「足首パーツ」の比較は割愛です。

 

なお「Oリング」はイリイリは使っていないので、良さが分からないです。必要性も分かりません。

 

 

で、MDD2.0でポーズを付けてみましょう。

立ちポーズに

寄りで

座っているところに

寄りで

膝だちに

寄りで

 

ドレスチェンジして、

立ちポーズに

寄りで

椅子に座って

寄りで

 

「MDDベースボディ2.0(DD-f3)」は従来の素体を大幅に改善した良い素体だと思います。色々と可動範囲が広がり、MDDでも凝ったポーズが作れるようになりました。特に椅子に座ったポーズが可愛くなりましたね。ボディラインもDDに近付いて、女の子らしさが増しました。

 

更に「DDベースボディ2.0(DD-f3)」も既に登場しているし、この先はDDS, DDP, DDdyにも2.0(DD-f3)を広げて行くことになるのだろう。楽しみだ。

 

ちゃんちゃん♪

 

P.S.

また次の一年も当ブログを続けられたら幸いです。