【解剖実習 in アリゾナ】 足首捻挫 | 芝浦田町スポーツ整骨院はり治療院・新浦安しんもり整骨院はり治療院ブログ

芝浦田町スポーツ整骨院はり治療院・新浦安しんもり整骨院はり治療院ブログ

代表は元サッカー日本代表の中村俊輔選手のトレーナー。スポーツのケガ・腰痛・肩こり・手足のしびれなど、プロアスリートへの施術を皆様にお届けしています。

しんもりですm(_ _)m

 

アメリカ アリゾナにて、解剖実習に参加しました

冷凍保存されたご献体(ドナー)を、自分でメスを握り解剖していく

実習です。

日本では行えない貴重な経験です。

実際に解剖して、自分の目と手で「皮膚」「筋肉」「骨」「脂肪」などの

「色」「位置関係」「柔らかさ」「癒着」を確認したことを、

今後の治療やトレーニングに生かすための、現時点での自分の考えをまとめます

あくまでも個人的な見解です

現実的な話にしたいので、アスリートに話す際の優先順位を意識しています

 

◾️結論

ー初めての捻挫の処置が大切

ー緩んだ靭帯は元に戻らない

ー固有受容器(センサー)が鈍る

 

◾️解剖をした気づき

足首の筋膜・支帯・筋肉・靭帯の順に注意深く解剖する

 

やはり切れるのは 靭帯だろう。支帯は支持性はさほどない位

弾力性があった。固有受容器が豊富らしく、レセプター(センサー)

としての役割が多いと感じた

 

◾️結論解説

ー初めての捻挫の処置が大切

ー緩んだ靭帯は元に戻らない

ー固有受容器(センサー)が鈍る

 

 

足首内反捻挫について考察

・最大の制限要素は、前距腓靭帯

・切れるとしたら前距腓靭帯が先

・最初の捻挫にきちんと固定しないと緩んだままになる

・最初の捻挫はきちんとつくが、2回目はつきにくい

・最初の捻挫の時に、きちんと固定をしてつかすのが大切

・緩んだ靭帯は元に戻りにくく、制動が効かないばかりか

・レセプター機能が低下し、反射が起きにくい

・つまり、伸びて危ないという認知が遅く、元に戻す筋発揮が

 遅れる

・つまり、捻挫グセがつく

 

・支帯(筋膜)は、伝達速度が神経より早いという説もある

・捻挫の後リハビリ不十分で可動域が戻ってない場合、

 支帯でのレセプターの役割は鈍る

・筋肉のバランスは崩れ、ひざ痛や腰痛につながるリスクは高まる

 

足首内反捻挫の処置

ー初回はしっかり固定して靭帯の修復を十分行う

 ・靭帯の修復は4-6 週と言われている 

 ・子供ならしっかり4週は固定が必要か? 

ー可動域制限が残りやすいのでリハビリを十分行う

ー固定した中でも、動かせるところは動かす

ー固有受容器(センサー)の回復を十分に