デッキ塗装 | イレグイ号クロニクル Ⅲ

イレグイ号クロニクル Ⅲ

釣りと読書の記録を綴ります。

翠勝丸は中古で買ったときにはすでに進水してから17年が経過していたが、その頃はデッキの塗装のはげ具合というのをあまり気にはしていなかった。しかし、こんなものというのは気になりだしたらとことん気になってしまう。
いつかはきれいにしてやりたいと考えていて、やっと実行に移すときがきた。
どうしてこんなに逡巡していたかというと、これもひとえに僕の不器用さが原因だ。きれいにしようとしたら余計に汚くしてしまったという可能性がものすごくあったのだ。
いつでも何を塗ってもダマはできるしハケ目が残ってデコボコにしてしまうのだ。おまけにしずくをいたるところに撒き散らしてしまう。

しかし、いつまでも迷っているわけにもいかず、塗料、ハケを買って準備を進めていた。
この塗料が高い。一応、FRPへの食いつきがいいというので買ってはみたが、1.5キロほどで5,900円、シンナー込みで6,900円だ。これだけあったら僕の会社では爪の先にきれいなアートを施してくれる。
とりあえずはげてしまっているのがバウの内側だけなのでそこだけを塗ることにした。
まわりにしずくが落ちるのを防ぐために布マスカーを貼り巡らせて準備を始めた。昨日の雨のしずくが残っているのでこれを乾かすのも一苦労だ。



塗料屋のおじさんの指導のとおり、塗料をシャブシャブに薄めて塗っていくとなんとか形になってきた。色も調合してもらっているので極端に違和感もないようだ。
約3時間で作業を終了。

結局、塗料は半分ほどしか使わなかったので近いうちに胴体部分の塗装もやってやろうと少しだけ欲が出てきた。