4Cスパイダーからヴァンテージに乗り換えてもうすぐ4ヶ月。全く異なる立ち位置のクルマだけに変わった事も多いが(特にランニングコストの差はエグい・・(T ^ T) 今思えば4Cは出来杉くん)、変わらぬ悩みが3つ


① 爆音がさ・・・

俺的には痺れる至高の音色もご近所さんにとっては単なるジュラシックパーク。まあ、日頃息潜めてる隣家から突然T-REXの咆哮響いたらそりゃビビるわな( ̄▽ ̄;) この季節、貴重な朝晩のドライブタイムも、常に目が据わってる隣の奥様が怖くてなかなか気軽に乗れないのが今だに悩み。


② エンジンがさ・・・

尖ったスポーツカーあるあるの(パフォーマンス)>(実用性)思想設計。カーボンタブにMRというF1構造の4Cも、元々V8のスペースにV12ぶっ込んだヴァンテージも無茶振りレベルはいい勝負。結果、放熱のためエンジンフードに穴空ける→雨降っても洗車してもエンジン濡れる(笑)まあ雨の日は乗るな、水ぶっかけるような洗車はするなって事か。


③ 排気ダストがさ・・・

先代は黄色、今は白、と共に車体色が明るいせいもあるが、ひとっ走りしただけでDASH! リアエンド一面うっすら黒い微粒子が付着してまるで昼下がりの俺の口周りのよう( ̄▽ ̄;) 

4Cに関しては"エッタのおさがり"エンジンの燃焼特性メラメラの問題だが、ヴァンテージの場合は、ついついバブリングドンッさせまくる自分の運転も主要因。決してイキってる訳ではないのだが、アストンのあの官能的サウンドの中毒性はクッピーラムネ以上で、かっぱえびせんの100倍やめられないとまらない汗



こんにちわ( ̄▽ ̄)

V12のCCB※の交換費用の高さにチビって以来、近所の峠もほぼエンブレだけでヨタヨタ走ってるあしあと豆腐屋ならぬ植木屋の倅IRASです。

(※ CCB=ロマンチックが止まらない方やなくてカーボンセラミックブレーキね。まあカーボンは高額な分、鉄ブレより圧倒的に耐久性あるから、俺のヘタレ走りでセラミックローター交換することなんて多分ないけど)


そんな世界一遅いアストン乗り、IRAS。

先日遂に、清水の舞台からベリーロールで飛び降りる覚悟でヴァンテージのタイヤを新調。ディーラーでひと声「50万」と言われて(実際、正式な見積なんかなく「まー50万くらいのもんですよ^ ^ 注文しときますね」と軽〜く言われる恐ろしいセレブの世界)以来、ゆっくり走ればまだ大丈夫!と繰り返し自分に言い聞かせて来たが、誰がどう考えても、10年前にラインオフしたまんまのセミスリックじゃ

絶対だいじょばん(T ^ T) 

もしドライブ中に雨でも降ろうもんなら、悪代官に手籠にされる町娘の如くクルクル回ってバレエあ〜れ〜 高級外車の事故が大好物ドキドキ民放各局に「イギリスの高級スポーツカーアストンマーチンが大破しました(ザマァ)」と大喜びで報じられること確実だ。


新タイヤは、ピレリPゼロまたPゼロ純正タイヤのPゼロ・コルサは既に製造されていないらしく、ならば!とパイロットスポーツ4Sをリクエストしたのだが、国内在庫なく次回ロットも未定汗 結局ギリギリ在庫確保出来たのはPゼロ(それもアストン承認品だけど21年モデル)だけで、4C時代からのPゼロ生活はまだまだ続くよどこまでもDASH!まあ別に悪いタイヤじゃないからいいんだけどね ಠ_ಠ 

ただ、交換作業のためディーラーにクルマ持って行くと、なんとショールームには人生で初めてお目にかかるDBSスーパーレッジェーラがどどーん!Σ( ̄□ ̄ノ)ノ ハッキリ言ってサプライズでL.ストロールと会えるよりはるかに嬉しい。(ランスごめん)個人的に、古今東西全てのカーデザインの頂点に君臨するのは我がV12ヴァンテージSだが、実は第3位はコレ。(ちなみに第2位は同じDBS770 ultimateね)やっぱDB11/12の縦長や現行ヴァンテージの細目よりも、このアーモンド・アイが俺にはどストライクだグッド!

エンジンはウチのと同じ12気筒だし(ただしNAではなく5.2リッターのタービン2機掛けやけど)これでリアがヴァンキッシュ風だったら満点合格なんだが、まあその辺の好みは人それぞれ。昨今の世のデザイントレンドを見るに、おそらく世間一般的にはこちらの方が先進性があるのだろう。俺は好きじゃないけど、そう言えば元々ド庶民の俺はアストンのターゲットカスタマーじゃなかったわ 笑
ただ、往年のマッスルカーっぽくて地味に羨ましいのはこの逆開きボンネット。ベースモデルのDB11もこの構造だが、先日見た後継のDB12ではオーソドックスな前開きに戻されてたところをみると、やはりネックはよく言われる整備性の悪さ? 確かに、幅も広いしサイドからしかアクセス出来ないとなると、エンジン本体の整備&清掃はミッション・インポッシブル。やろうと思ったらイーサン・ハント方式(宙吊り)しかなさそうだ 笑

覗いてみれば、想像以上にエグいシール回し。同じV12でもウチのヴァンテージに比べてボディディメンジョン的には有利なはずだが、そのスペースをターボユニットがきっちり埋めてるんで結局パンパン(笑)そういや逆開きの場合、担当検査員のプレートはどこに着くんやろ?ಠ_ಠ 


ちなみにこちらのDBS、認定中古車でお値段はお買い得3800万円也。さすがアストンのフラッグシップ。もはや広島ならそこそこ条件のいい土地付き一戸建てが買える額で可愛げのかけらもないが、聞けばあるお客さんの新車乗換に伴う下取り車だとか。こんだけのモデルを下取りに出して乗り換えるクルマなど、天津甘栗サイズしかない俺の萎縮した脳では到底思いつかないが、その答えがコチラ↓


最新型V12ヴァンテージ・ロードスター世界限定249台で、アストンマーチンの12気筒の系譜の有終の美を飾るメモリアルモデル昨秋発表された時点で完売してただけに、まさかこの目で、しかもこんな片田舎で実車を拝めるとは( ̄□ ̄;) 改めてハッキリ言おう。L.ストロールが自宅に招いてくれるよりも嬉しい。(ランスほんとごめん)

ウチのV12ヴァンテージの後継モデルだが、先代同様、トレッド拡大に加えてバンパー、ボンネット、エアロ、エギゾーストなど随所に専用デザインが与えられたエクステリアはV8より断然アグレッシブで超絶激渋(T ^ T) コレはカッケェわ。レッジェーラから乗り換えるのも頷ける。俺ランキング第3位あっさり交代。ミニカー買おかな。

ちなみに、何故に下取車と乗換車どちらもここにあるのか?と言うと、上述の通り鬼のように貴重なモデルなためオーナーさんのご好意で、納車後しばらくショールーム展示させてもらえる事になったのだとか( ̄▽ ̄;) 一体どこのどなたか存じませんが、なんたる太っ腹。物理的にデカいだけの俺のぷよ腹とはワケが違うぜグッド! なお、こちらのV12ヴァンテージ、実は6000万なら売って頂けるそう(by オーナー様)。おかけ様でこの日以来、俺のYahoo!検索ワード最上位は、ずっと「闇バイト 広島」である。

ともあれ、当面の懸念だったタイヤが新しくなったので、8/26開催予定の第3回サマーブランチドライブDASH!に向けて準備は万端グッド!  目下、俺の願いは「当日が天気に恵まれますように」そして「まだタイヤ代一円も払ってない事にしばらく誰も気付来ませんように」。だって50万よ?ಠ_ಠ そんだけあったら、今どきTVとDVDとCDしか使えない夢グループのポータブル多機能プレーヤー50台も買えるんよ?そんな無い袖は振れませんよ。( ̄^ ̄) 俺、最近はずっとタンクトップやし・・・


まあそれはさておき(いや、さておいたらあかんやろಠ_ಠ 金払えよ!)、今回思いもかけず最新の12気筒モデル2台を観て改めて思うのはやはり自然吸気V12エンジンの無二の価値。(市場的にどうなのかは知らないが)ターボでは決して味わえないあの湧き上がる切れ目のないパワー感はマジやばい。ハーメルンの笛吹き音譜に操られるがごとき盲目的EVシフトの流れを考えると、今後もう二度と生まれないという点では4CとV12ヴァンテージSはいい勝負か。人生の最期に、内燃機関時代の最期に、このエンジンを自由に味わえる事に感謝しつつ(そんなクルマを勝手に買って来た旦那を庭に埋めない嫁にはそれ以上に感謝しつつ)大事に走り続けたいDASH!


[了]