こんにちわ。

夢の継承式で、某卓球少女のゲス不倫も真っ青のまさかの"疑惑"が持ち上がり、全くオーナーになった実感ないですが、先日、冷やし中華より一足早くヴァンテージ生活はじめました、IRASです。


とは言え、ぶっちゃけもう追加の持ち出しがいくらになるか?だけの話で、今さら4Cに戻る選択肢はないし、ネガな事はポジで上書きして全て結構オーライにするのが我が家の家訓。ずっとモヤモヤしてても濃い顔が一段と濃くなるだけなので、GW後半の昼下がり晴れもう開き直ってアストン慣らし(通称:アナ活)スタート。

いきなり、乗り込み作法からして4Cとは異なるV12 。だが"隠れドアハンドル"の扱いは東京でバッチリ学習済みチョキ 初めて見る仕組みに戸惑い、一か八か「OK、ヴァンテージ。ドアを開けて」と真顔で話しかける直前で「前側を押し込むと梃子の原理でレバー出て来ます」と担当営業さんが教えてくれた( ̄▽ ̄;) ただその見た目重視の構造上、脆さ感は4Cの"カリメロ"ノブと同レベル。あくまでハンドルはロック解除のみで開閉はドアヘムを持つのが正解のようだが、アストン特許のダンパー付"白鳥の翼"は、オーソドックスな2段チェッカータイプの4Cと違い、どの位置でもピタリと停止。さすが007が選ぶクルマは金がかかっている。


そして、ほぼ地面に体育座りな4Cとは違いちゃんと乗降性が考慮されたシートに滑り込んだら、前世代アストンオーナーのみに許されたあの儀式"でエンジン始動メラメラ 4Cの古臭いシリンダータイプ(お値段16分の1のキャロル二等兵と同じ)とも現在主流のプッシュタイプとも違う唯一無二の演出は、ガンダム世代を悩殺する恋の矢

特にシビれるのはその"目覚めの咆哮"で、ジュラシックモード標準装備。4Cの唸るような重低音とはまた違う官能的な獣の雄叫び一発。以前ご近所さんが乗ってたR8を彷彿とさせる音量もさることながら、マフラー単体でも百数十万はするらしい4Cのアクラポにはない金属感のあるややザラついた音色音譜がいいのなんの(T ^ T)鳥肌ヤバい。ただこれ、早朝にエンジンかけたら、間違いなくウチから半径50m以内の全世帯(飼い犬含む)が一斉起床( ̄▽ ̄;) 先に言っておきます。バッドモーニン!皆さん。

この日は幸い平日で、ご近所さんは大半がお仕事でお留守だったので心置きなくアストンノート響かせガレージアウトDASH! 加速のシルキーさはヴァンテージの圧勝(そもそもドッカンドンッターボの4Cに勝ち目はない)だが、シフトアップのスムーズさは意外にもツインクラッチの4Cの勝ち。ゼロ発進からのやたら刻むスポーツシフトⅢのオートタイミングにも、パドルでのマニュアル操作もまだ今一つ呼吸合わずギクシャク。4C色に染まった感覚が慣れるには少し時間がかかりそうだ。

これまで4Cでも何度も訪れた自宅近くのクルマ通りのない高台スポットに移動して、改めてゆっくりと愛車鑑賞会。18年前に一目惚れドキドキしたサイドビューを今、幾年月を経てこうして眺めてみると非常に感慨深いが、まあ控え目に言って・・
完璧。
ロングノーズ&ショートデッキとキャビンを繋ぐ美しいライン、切り詰めた前後オーバーハング、ホイールベースと径の絶妙なバランス、我が最愛のダックテール、快晴に映えるスペシャルカラーのモーニングフロスト、全てに非の打ち所なし合格 馬や牛のようなこれみよがしのスーパーカールックじゃないからこその"ジキルとハイド"なオーラが全身から立ち上る。嗚呼、俺生まれ変わったらヴァンテージになりたい(T ^ T)

そして冷却ダクト付きボンネットの下に潜む心臓は、時代への忖度も日和も皆無の大排気量5.9㍑V12 NAユニット。4Cのこじんまりした1.7㍑直4エンジンを見慣れてるだけにその大きさに圧倒されるが、長らく続いた内燃機関時代の終焉を、まさか、ついひと月前までは「一生縁なんてない」と思ってた12気筒で迎えられるとは・・・。そもそもずっと夢みてたのはV8やったのに、なんでV12 のしかも「S」に乗ってんの?俺( ̄▽ ̄;) まじウケるんですけど。


そんなド庶民の元にはるばる東京から都落ちして来たヴァンテージの納車点検のため、嫁キャンプ号(帰りの足)従えて「アストンマーチン広島」さんを訪れたのは雨模様あめGW最終日


2月の現行ヴァンテージ試乗会以来の再訪だが、営業さんもスタッフさんも、まさかあの時の冷やかし野郎3ヶ月後にV12ヴァンテージで戻って来るとは夢にも思わなかっただろう( ̄▽ ̄;) なにしろ一番びっくらこいてるのはこの俺だ。

ただ、そこはさすがアストンさん。さすがエムオートさん。店舗エントランスに乗り入れるや、直ぐに表に飛び出して来て、降車時に濡れないよう傘をさして下さる親切ぶりで(もちろん俺だけでなく嫁さんにも)、あとの車両移動は全てお任せ。しかも、俺の方には美人の受付のオネーサン、嫁の方には男性の営業チーフが対応。

100点満点です合格

ショールーム奥の商談スペースに案内された後も、ハイパーレッドのDBX707の隣で、良さげなカップで珈琲コーヒーを頂きながら、営業チーフとクルマの点検の話・・はそこそこにゲイドン出張の土産話や、次期DB12の話、アストン担当となる前のフェラーリ担当時代の思い出話など、丸っと2時間雑談。その間、珈琲が冷めたと見るや、何も言わずとも先程のオネーサンが静かに温かいフレーバーティーコーヒーを入れ直して下さる。ポイントは、うちのV12はエムオート物件でも何でもないということ。これが悪名高き◯ールドさんだったら、良くて放置プレイ、最悪門前払いだろうಠ_ಠ

お暇する際も「外に出ると濡れますのでこちらからどうぞ」とアストンモデルひしめくファクトリー内を案内されて進んでみれば、ウチの軽四キャンプ号もちゃんと雨に濡れないスペースDB11と並んでお待ちかね。最後はメカさん達も全員手を止めて集まって下さり「ありがとうございました。細部までしっかりと点検させて頂きます」と一礼されてお見送り。

この差は一体何だ?ワー◯ドさん。

なぜエムオートさんが以前から日本一敷居の低い高級車ディーラーと言われてるのか、よく分る。どっかの中四国一敷居の高い大衆車ディーラーとは対照的だわ( ̄▽ ̄;)笑


アストンマーチン広島さん

今後とも末永くよろしくお願いします。

年齢と健康状態、そして何より世情を考えたら今度こそアガリの1台なんで( ̄▽ ̄;)



ちなみに不思議なもので、ヴァンテージに乗り始めた途端、今まで一度も県内で見た事なかったV8ヴァンテージ、しかもN420に、つい先日自宅の目と鼻の先で遭遇。営業チーフに伺ったところやっぱり「アストン広島」のお客さんで、かなりガンガン走るタイプの御方らしい。この先、もしかするとお会いするご縁があるかもしれないが、クルマが変わりまた新たな扉が開く予感がする。

ただひとつ誤算だったのは、ヴァンテージが戻って来るまで3週間もかかること(T ^ T) 型落ちの輸入車だし部品調達に時間かかるのはやむなしだが、世界遺産ツアー付G7サミットのおかげで4日間も都市機能&物流網が麻痺するのがマジで余計ಠ_ಠ おかげで、自分で告知してる町内会の第2回ランチツーリングにも間に合うか微妙という(T ^ T)とほほ


[了]