先日、TV観ながら寝落ちしてふと目を覚ますと、Eテレから懐かしのロシア民謡「コロブチカ音譜


コロブチカ」と言えば・・・

思い出すのは母の武勇伝

昔まだ結婚前、帰省した時にたまたまバラエティ番組か何かのBGMで流れて来たこの曲を聴き、遠い目をした母は言いました。

あら〜懐かしいね〜(。-_-。)中学ん時かね?あんたこれ運動会のチークダンスで踊ったろうがね

フォークダンスな。ಠ_ಠ

どこの世界に運動会でチーク踊らすチャレンジャーな学校があるんだよ。ゴールデンタイムに放映してた「タッチ」のOP映像でさえ「キスシーンがある!いかがわしい!」と青筋立ててブチ切れてたPTAのオバハンが泡吹いて卒倒するぞ( ̄▽ ̄;)


ちなみにこのオバハン、俺と同じクラスの松井くんの母君だったのだが、PTA集会でアニメのキスシーンごときにヒス起こした事で一躍時の人となり、クラスの意地悪なヤンキーに「じゃあさー松井ってどうやって生まれたん?」と突っ込まれて「ある日天から授かった」と答えたもんだから、哀れ松井くんは翌日からリトルグレイと呼ばれました。


こんにちわ。

今一番会いたい人は矢追純一IRASです。


そんな元・隠れUFOオタク&月刊ムー愛読者のIRAS。その変人ぶりから今や自分が団地内で宇宙人扱いされているが、一旦"地球外生命体"指定されたら逆に怖いものナシ。おかげ様で変な度胸をつけた小心者は、先日の輸入車ショウでの社交辞令の試乗会招待を真に受け、遂に2/12(土)アストンマーチン広島異世界転生してみた。


でもいくらKYな俺でも、10万㌔超のリアルウェザリング塗装キャロルでアストン・ウイングの門を叩くのは、ベイブリッジからロープ無しでバンジーする(それはもはや普通に投身自殺)くらいの勇気が必要なんで無理。もちあDモード全開DASH!で精一杯イキった音させて4Cで訪問したのだが、到着するやあっという間にMIBメン・イン・ブラック)に囲まれ、言われるまま大人しくキーを渡したらそのまま室内へ連行されるランニング ただ、駐車場には自分で停める気満々だったんで、キーにはアルバムのおまけのB'zのキーホルダー付。この前ガチャガチャでGETしたアーニャの立体マスコットじゃなかったのは不幸中の幸いだが、のっけから庶民丸出しで、俺の"プチセレブごっこ"は試合開始前に終了した。

ガラス貼りのショールームに入ると、先日輸入車ショウで相手してくれた営業マンさん(めっちゃ貫禄あると思ったら案の定セールスチーフ)が早速挨拶代わりにズラっと並んだDB11の仕様説明。

こちら、前のオーナーの方にちょっと無理言ってDBS買って頂いて引き取った車両で、1万キロちょっと走られてますが非常に状態良くて、お値段も1780万円とかなりお安くなっております

営業さん的にはとりあえずミッキー・ロークばりの軽い猫パンチでも、俺にとってはメイウェザーの右ストレートグードンッで脳の芯までガクブル((((;゚Д゚))))))) 1800万=安いと感じられるクラスじゃないとこの魔境に足を踏み入れてはいけない (T ^ T) その後も2000万超えのDB11をさらに2台立て続けにオススメされ、完全に庶民脳がショートしてボーっとしてると「では書類にサインをお願いします」と2Fのいわゆるテーラーメイド部屋へ移動。

名車と金額にアテられて朦朧としてる間に、いつの間にかDB11購入する話になったのかとドキドキしたが、試乗する際には事前誓約書なるモノがあるらしいಠ_ಠ 

内容はまあごもっともな話で

・試乗中の事故は自分の保険で弁償

・試乗中の交通違反の罰金は自腹

・同乗者の指示に従い安全第一で試乗

みたいなもんだが、ロドも500も4Cも今までのクルマは足クルマ含めて全て購入前の試乗経験なく、今回が人生初の試乗(初がいきなりアストンてのも凄い話だが)なので、こんなやり取りも初。

良さげなペンでサインしてると、なんか悪徳商法に引っかかってるような気分になって来たが、多分普通の国産ディーラーとかでも試乗の際は同じように誓約書を書かされるんだろう( ̄▽ ̄;) そんなビビりーな俺の顔が強張ってるのを見てか「とは言っても今まで事故とかそういう事は起きた事ないのでご安心下さい」とミッキー(勝手に命名)が声かけてくれるが・・・うん、だよね。でもね、俺、そういう時にハメ外してヤっちゃうタイプなのよ(T ^ T) 嗚呼、嫌な予感が止まらない。

もらった試乗会案内にもあったがこの日は「DBX707 LUXURY EXPERIENCE」と銘打たれたイベントなので、試乗車は当然DBX・・のハズが、輸入車ショウの際に「ヴァンテージが好きだラブラブ」と言ったのを覚えて下さっていて、準備されていたのはなんと夢の新型ヴァンテージ(T ^ T)かっけーラブラブ さすがアストンさんグッド!コレですよ、ワールドさん。その昔、ロータス側ショールームに迷い込んだ時も、わざわざ帰り際に、冷やかしですらない我々に焼き菓子詰め合わせのお土産を持たせてくれた記憶も蘇り、俺の中でエムオートさんの株が爆上がりする。

そして、車内に乗り込み(乗るの楽過ぎていきなり感動!簡単な操作説明受けて、シート&ステアリングポジション合わせたら(全て電動でまた感動!)いよいよ試乗スタート!メラメラ 残念ながら同乗がオネーサンではなく若い男性スタッフなのを差し引いてもワクワクが抑え切れないオッさんは早速空吹かすDASH!


クルマがクルマだけにさすがに走行中に写真撮る余裕はなかったが、4Cの2倍以上の510psを絞り出すV8ツインターボの加速は超シルキーで、意外に荒々しいサウンドも最高グッド! 日頃、ラフに踏むと鞭打ちとリア破綻が同時にやってくる4Cに乗ってるから余計にその乗り易さとアガるフィールの高次元の両立は目から鱗で、東雲〜馬木の高速クルーズ中ずっとニヤニヤが止まらなかった。
これはメチャクチャいい。

4CのDNAと同じく走行モードは「スポーツ」「スポーツ+」「トラック」と三段階。モードUPにつれ音もパワー感もより官能性が高くなり、同乗のにいちゃんの「遠慮なくガンガン踏んでもらっていいですよ」と言うお言葉に甘えて高速クルーズさせてもらったが、ふと前述の「誓約書」が脳裏をよぎりフッとアクセル抜いて減速すると車内に居てもパンパン響くブリッピング音。クルマに興味のない世間の皆様には単なる整備不良車だろうがこっちの気分は爆上がりドキドキで、一瞬心の片隅に芽生えた「あの誓約書書かせた後で敢えて踏ませるにいちゃんと県警高速隊はグルなのでは?ಠ_ಠ」の疑念も中国山地の彼方に吹き飛んだ。

ちなみに今回一緒に乗ってくれたこの営業さん、実は元ジュリエッタ乗りらしく、4Cを駐車場移動した際に初めて4C乗ってエッタとの違いに感動したようで試乗中はアルファ話に花満開。エンジンはジュリエッタのクアドリと一緒で、ミラーはFIAT500のお下がりで、テールランプはMitoの横流しで、ボンネットは開かずの間で、荷室はリアのローストビーフ作れる狭い温室だけ、と余計な事を沢山教えてあげましたグッド!

あまりにも良いクルマだったんで下車後は感謝と完敗の一礼。同じスポーツカーでも4Cとは対極のモデルだが、コレはヤバいもんに乗っちまった(T ^ T) 「あれ?4Cがアガりの1台って言ってなかったっけ?」と言う嫁の声が聞こえたような気もするのは加齢による幻聴だとして、めっちゃ欲しいラブラブ 仕事で初参加した東京モーターショウで初めてヴァンテージ(3代目)を観て一目惚れし「いつかは・・・ラブラブ」と誓った2005年から18年。いよいよ夢の実現に向け風が吹いて来た・・・かな?

アストンに関しては俺だけでなく嫁公認の我が家の最終目標フラッグだが、嫁の推しは先代の3代目ヴァンテージ。営業さん曰く、せれぶりちーな皆さんは比較的年齢層も高いせいか2シーターのヴァンテージを選ぶ方は少ないらしく、アストンマーチン広島でも地元ではまだ5台ほどしか販売実績なく、先代モデルとなるともはや誰かが手放さない限りはなかなかいいタマは見つからない状態なのだとか。俺は別に現行型でもいいぞ( ̄▽ ̄)笑

試乗後再び部屋に戻り、カラーサンプル拝見しながら珈琲片手に現行ヴァンテージの価格を訊くと、車両2400乗り出し2800くらいとのこと。いくら2馬力とは言え、地方のショボい企業勤めの平社員にはピンとも来ない数字だが、とりあえずガレージのサイズ的にはDB11はギリギリ過ぎて厳しいがヴァンテージはイケるグッド!と力説しておいた。笑 一応、先代ヴァンテージのいいタマ入ったら教えて、とお願いはしておいたが、果たしてご縁があるかどうか。4Cの相場をチェックしながら気長に吉報を待ちたい。

という訳で、2時間ちょっとのアストンデビューは、無事、試乗車もショールームの備品も壊す事なく終了。憧れの名車達に別れを告げ駐車場に向かいながら、ふと(そういやこういう時にクルマか機嫌損ねて故障する話あるあるよなー)と思い至り、4Cに乗り込み恐る恐るキーを回すと、つい最近バッテリーチャージャー導入したばかりのエンジンは直ぐにアストンとはまた違う低い咆哮でお目覚めグッド! (あーやっぱこのクルマも楽しいな)と我がクルマの良さを再認識しつつ、店舗から国道に出て気持ち良く加速すると・・・

どっかんターボ炸裂ドンッ

即テールハッピー!(T ^ T)ぎゃー!!

いきなりリア流れてカウンター当てて修正したものの、危うくアストンの目の前で「輸入スポーツカーが運転操作誤り大破」とYahoo!ニュースになりかける。さすが時代錯誤のジャジャ馬。故障なんてかわいいもんじゃなくこっちを殺しに来やがった(T ^ T) 危ねぇ。ヴァンテージと同じ感覚でアクセル踏み込んだけど、そういやコイツは英国紳士じゃなくイタリアンマフィアやったわ・・・汗皆さんも試乗後は気をつけよう。

そんな訳で、なんか今後ずっと裏社会から命狙われるような緊張感があるが、ヴァンテージのあとに4C走らせて思うのは、やはりその楽しさは唯一無二だということ。そのイタリア車特有の色気満点の曲線美のみならず、今後もう二度と出て来ないパッケージも含め、財力的にも体力的にもピンポイントで今しか乗れない運命の一台夢の終着点はヴァンテージだが、クルマに身体がついていかなくなって、重ステバック駐車出来なくなったり、人の手を借りないと降りれなくなるまでは、思う存分4Cを楽しもう。4Cとの物語はまだ始まったばかりだグッド! (だからお願いです4Cさん。もう命を狙うのは勘弁して下さい(T ^ T))


さて、次はどこに行って何に乗ろう?

とりあえず、今度は嫁さんのラングラーかな。

まさかアルファロメオディーラーより先にアストンマーチンに行くとは思わなかったが、JEEPは同じワールドさんだし、4Cの異音の相談もしてみよう。(←いや、アルファ行けよ笑)


アストンマーチン広島さん

まさにラグジュアリーなエクスペリエンスを

ありがとうございました!


[了]