観てきました。
なぜに、歌が流れるたひに涙がこぼれたのだろう……

敬愛するフォークのウッディ・ガスリーの病気見舞いに、ミネソタの田舎から、ヒッチハイクでNYにやってきた19歳のボブ・ディラン。
病室で彼への自作曲を捧げ歌うディランですが、そこでピートシガー(エドワード・ノートン)と出会ったことでディランの人生が決まることになる。
ていうか、ピートシガーとの繋がり知らなかった……
映像は1960年代初頭の
NYの街、人々、車が、たぶん当時のまま作りこまれていて、まるでその時代に紛れ込んでるみたいな錯覚に陥り、目を奪う。とくに様々な車種が圧巻。
あれ!
ついその風景の見事さに刺激されて感想が脱線してしまいました
映画は、
ディランの歌の背景となっている、反体制、反戦、イデオロギーについては深く掘り下げてはいないかに見えるけれど、アメリカの当時の時代背景がディランに大きな影響を与えていたことは静かに示している。
映像の中で、
歌い続けられるディランの歌詞そのものが全てを表現していると感じるのでした。
(でも、ディランは反戦運動に彼の歌が使われることには難色を示していたとか……)

そして、
ディランは非難されながらも、なぜフォークからロックにシフトチェンジをしたのか、最大の疑問だったのですが、この映画で納得しました
時代は変化するってこと、
彼は『今』を生きたかった。『今』の自分を表現したかった。
Like a Rolling Stone
今は独りぽっち
転がっている石のようなもの
Mr・Tambourine Man
ぼっちの僕に歌ってくれ。
人々は彼を過去の型にはめる。それ金のためではないのか?
時は動いている。自由な心は失いたくない……と。
どこかで聞いたことのある流れだわ
ハイブ……テテ……
さて、映画の素晴らしいところはディラン役のティモシーシャラメにつきるかもと思います。5年かけて、ディランらしさの歌修行をしてきたと書いてありました。
ボヘミアン・ラプソディーのようなカバーは一切なく、全て自身で歌い、もちろんギター🎸もブルースハープも。
凄いです。上手いです。
ジョーン・バエズとのコラボもカッコいい。
(ていうか、ジョーン・バエズとディランって、関係持ってたの?初耳)

最後に
なかなかショックだったこと。
フォークやカントリーに醉心している一部の人が、エレキを使ったBeatlesなどロックバントを口汚く吐き捨てたこと。
これは、そのアメリカの激動の時代だったからかもしれない。
けれど、どんな世界にも差別的なことはあるのかなあーと。
そして
ディランがノーベル文学賞を受けたとき、歴史的にも凄いことなのに、その授賞式にディランが参加しなかったこと。それも意味かあるのかなあーと、思ったのでした。

(Like a Rolling Stone)
「名もなき者」
凄く良かったです
☆☆☆
さて、今日は
ユンギのBIRTHDAY🎂
おめでとう💐
歌詞からですが、BTSのなかで、ユンギが一番ディランに近いかもと思ってます
冷たくも温かい✨

待ってます