以前に書いていて、アップするチャンスがなく、置いといていたのですが、大統領拘束の今だからこそ、そして、自分の記録として、のせることにしました。


☆☆☆



正直言って、BTSを知るまで韓国の歴史は殆んど知りませんでした。

1980年5月18日の光州事件も、全く知らなくて、つい45年前のことだということに驚きでした。それに、その頃の女性の社会的地位の低さにびっくり。つい日本と比べてしまうのでした。


「少年が来る」は

光州事件で亡くなった少年を含む6人の犠牲者の消えることのない足跡をなぞって展開していく。

彼らの崇高で清らかな魂が砕かれていく様や、彼らと繋がりあった人たち、足跡を探る人たちのその後など、消えることの無い苦しみ慟哭が描かれ、

命を落とした人への鎮魂がこめられている。

同時に、弾圧におけるリアルな残虐さが対比するかのように突き付けられる。

……残虐すぎて、目を背けたいのに背けてはいけない何かにひっぱられるかのような感覚。

人間って……とガーン


ベトナム帰りを自負する軍人の残忍さは、ベトナムでの彼らの獣性も想像させられ、

闘争や戦争は人の魂を醜く変えてしまうのかもしれないと思った。


これが真実とは……人間ってガーン



光州事件の発端は戒厳令。

民主化を熱望する学生や市民の抗議デモを鎮圧する戒厳軍による、残酷すぎる惨事。

権威なるものが自国民を簡単に殺すのだ。震えるガーン


先日のユン大統領の戒厳令は、名目こそ同類だとしても、実弾無し武装で市民には向かったわけではありませんでした。

だからその背景も意味も、518とは異なっているのですが、518で刻まれた残虐なトラウマからの、市民の動きは仕方なかったのかもしれないです。

まあ、徐々に全てが明らかになっては、いくのですけど。

でも、偏向報道で市民を煽るメディアの在りかたは、怖かったなプンプン


BTSの「Ma City」は

ソウル以外で育った彼らの出身や、偏見を無くすための歌だったと思う。ユンギの「俺が生まれたのが大邱の自慢」とラップしたところが印象強い爆笑のですが、ホープは光州出身で518に拘って歌ってました。

ショボーン

ちなみに、062-518の062は光州の市外局番

全員が出身地を歌いあげるのかと思いきや、ラッパーの三人だけで、テテはウーとかアーとかのパートで拍子抜けした記憶がありますけどねてへぺろ


ホープが歌にこめるほど、🇰🇷国民には光州事件は重く、決して消えることはない過去なんですね。

テテが読了しました!の言葉につられて「少年が来る」を読み始めたものの、ただただショックで、涙も自然と流れてきて、まるでフィクション映画を見ているようでした。たしかナムさんも読んでましたね。二人の感想を聞いてみたいです。


著者ハン・ガンさんは、韓国人として国を描く以前に、人間として人間であることをリアルに描写する方なのだなぁと思う。

勇気ある潔い女性……!おねがい

他の作品も読んでみたいです。



駄文、失礼しました🙇