ふと気づいたらアラフィフとなり、最近ますます進行中の老眼に悩まされる日々です。趣味であるプラモデル製作といった細かい作業はもちろん、スマホでメールチェックするときもメガネを外さないと焦点が合わない有り様です。とはいえ日常生活に支障はないため、ハズキルーペのような必要なときだけ掛けられる拡大鏡を検討してました。

ところが、知人からハズキルーペを借りて試しに使ってみたところ、メガネの上にルーペを掛けることになり、顔全体に重みを感じてしまい違和感がありました。そこで、メガネタイプの拡大鏡ではなく、精密作業に特化したルーペを探したところ見つけたのが、このオーム電機「精密作業用ヘッドルーペ エルズーム RP-HDL1」です。

 

 

 

届いた商品のサイズは実測で縦305×横230×厚み95mmで、中身が見える透明プラスチックの簡易パッケージです。また販売価格は約1500円と、メガネタイプの拡大鏡よりもリーズナブルでした。Amazonでは他にも多種多様なルーペがもっと安価に販売されていましたが、日本企業であるオーム電機が取り扱っているため、イザという時に安心なことも決め手となりました。ちなみに手元を明るく照らすことができるLED付きタイプもラインナップされています。
 

 

 

ヘッドルーペは実用性を重視したシンプルなデザインで、重量は実測で約75g(1.7倍レンズ装着時)でした。プラスチック製のアームには、額に当たる部分にエンボス加工が施されたホワイトのパーツが備わっていて、ルーペがズレないためのストッパーとなっています。またルーペをはね上げることもできるため、一旦作業をストップしたい時にわざわざ外さなくていいのがメリットです。ただし、装着している姿はかなり目立つため、外出先で使うのは少し難しいかもしれません。
 

 

 

エルズームには、約1.7倍、約2倍、約2.5倍の交換用レンズが同梱されており、メガネタイプと違って作業内容によって気軽にチェンジできるのが利点です。実際にプラモデル製作で使ってみましたが、メガネタイプのように顔に重みを感じるのではなく、おでこと頭で支えるため長時間装着していても疲労感は少なかったです。また両手が使える上、レンズを跳ね上げるだけで別の作業に移れるのが良かったです。
 

 

 

今回エルズームを使って製作したガンダムアーティファクト第3弾のZガンダムです。全高55mmと極小サイズのため、裸眼でも組み立てに苦戦するところでしたが、拡大鏡のおかげでスムーズに組み立てられました。今後は全身に刻まれた細かいディテールを活かして塗装するつもりですが、拡大鏡がきっと役に立つと思われます。

老眼でも裸眼の方には、ハズキルーペのようなメガネタイプが使いやすいかもしれませんが、私のように普段からメガネを掛けている方や、リーズナブルなため老眼でなくても精密作業に特化したルーペを探している方にオススメします。