2013年8月下旬に訪れた京都・奈良旅行記その6です。奈良県天川村洞川にある第一の行場と、湧水の採水場に行きました。
 
 
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洞川温泉街から車で数分の場所にある第一の行場、蟷螂(とうろう)の岩屋です。川底まで見えるほど透き通った山上川を渡ると、受付のある小屋が見えてきます。
 
 
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説明を聞いて懐中電灯をお借りし、小屋の奥にある入口から洞窟に入ります。洞窟内の温度は真夏でも10度ほどしかなく、半袖では耐えられないほどの寒さでした。
 
 
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ここは役行者が最初に開いた行場といわれ、洞窟内を胎内修行の場としてきました。ちなみに洞窟内は聖域のため撮影禁止となっています。
 
 
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洞窟の前は山上川の浸蝕によって水深が深くなっていますが、底が透き通って見えます。神聖な場所なので川に入るのは恐らくご法度ですが、思わず飛び込みたくなるような美しさでした。
 
 
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天川村洞川には名水百選にも選ばれた洞川湧水群があります。「ごろごろ水」はそのひとつで、ミネラルが豊富で、甘くて飲みやすい湧水が豊富に流出しています。
 
この採水場では、施設利用料を払えばいくらでも水を汲んで持ち帰ることができます。「ごろごろ水」とは、洞窟に反響して流れる音が「ごろごろ」と聞こえることから名付けられたそうです。
 
 
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駐車場ごとに蛇口が備えられており、その数は30ヶ所にも及びます。はるか遠方からここに来て、トランクいっぱいに汲んで持ち帰る方がいるそうです。
 
鍾乳石から流れ落ちる一滴が大地に染みこんで、長い年月をかけて麓まで流れてきます。90年前に水源となる鍾乳洞が発見され、以来地元の方々によって大切に保護されてきました。

 


今回の京都・奈良旅行はマイカーであるプジョー207で訪れました。往復1275kmにも及ぶ長距離を、欧州車らしいガッチリしたボディのおかげで苦もなく走破してくれました。またフランス車らしい出来の良いシートが、身体の疲労を和らげてくれました。