2025年11月、所要のため西新宿を訪れました。都営大江戸線 新宿西口駅を下車し、小滝橋通りをしばらく歩いてから裏道に入ると、そこはまるで70〜80年代から時が止まったかのような昭和レトロな雰囲気が残っていました。

古めかしい雑居ビルのその先に、新宿副都心の高層ビルが建ち並ぶ姿を眺めていると、銀河鉄道999でメガロポリスに憧れを抱く鉄郎のような気分になります。

昭和感がただよう雑居ビルは近年取り壊され、そのほとんどが高層マンションかオフィスビルになりつつありますが、一部は低層階のみリフォームすることで焼肉やラーメン屋などオシャレな飲食店に生まれ変わっていました。


さらに車一台通るのがやっとな路地裏へ足を踏み入れると、そこかしこから煙草の匂いが漂い、昼間でも一人で歩くのが心配になるような雰囲気が漂っていました。


休日ということもあってか、雑居ビルの1階はシャッターが降りている店舗が多く、それがまた何ともいえない排他的な空気感が漂っています。

壁にはスプレーで落書きした痕が至る所に残り、とても一般人が立ち入っていい場所とはいえない雰囲気でした。まるでシティーハンターの世界にでも迷い込んだかのようで、用事を済ませて早々に立ち去りました。
初めて足を踏み入れた西新宿は、昭和レトロな雰囲気とオシャレなお店が混雑する、今昔入り乱れた不思議な街でした。
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帰りに北海道札幌で人気の「えびそば 一幻」でランチタイムを過ごしました。時間によっては行列ができる人気店ですが、この時はたまたまタイミング良く入れました。


えびみそと餃子、それにライス小とボリュームたっぷりなメニューをオーダーしました。またスープは豚骨スープをブレンドした「ほどほど」、麺はもちもち食感の太麺をチョイスしました。海の風味と味噌のコクが合わさったスープが麺に絡み付き、あまりの美味しさに箸が止まらず、気付いたらスープまで飲み干していました。