先日、タジリッシュ・バザールで見かけたもの。
体をゴシゴシ洗うものですよね。
どれも端に持ち手が付いているのが面白いです。
同じ売場、手袋状のゴシゴシするのが、い~っぱい!
こっちのお店にも。
ヨーロッパでは結構見かけましたが、イランにもあるんだ、と思ったら、
これこそ昔からある、伝統的なものなんだとか。
「僕も家で使っているよ」という40代イラン人男性がいれば、
「あれは洋服みたいな生地で好きじゃないんだ、僕はスポンジを使うよ」という
50代のイラン人男性も。
右中央(↓)のたくさん色を使った横縞模様のものは硬めで、
ハマム(公衆浴場)で垢すりのようにゴシゴシとこするのに使われていたイメージが強い、と
前述50代男性。
バスルームが無い家が多かった昔、
たまにハマムに行って体をこれで洗ってもらう(もしくは自分で洗う)と、
体や顔が真っ赤になっちゃったりもしたようです。
ハマムといえば、これまた50年以上も前の古い話だそうですが、
女性は外ではチャドルで体を覆い、化粧で素顔がわからないため、
息子を持つ母親がハマムで、若い女性の素の顔や体つき、振る舞いを観察して、
「彼女こそ息子の嫁に!」という女性を見定めて、結婚を申し込みに行く、
ということが実際に行われていたそうです。
なんか…すごいですね!
関係ないですが、
同じ日、タジリッシュ・バザールの野菜売り場は、
野菜と果物のカラフルさと、店員男性の地味ーな服の色が、
なんとも対比的でしたー。