4/13付 日本経済新聞に「みすず解体の衝撃(中) 困惑する上場企業」という連載ものが掲載されています。
その記事の中にみすずの会計士・職員の移籍先の見通しが載っています。
みすず 約2,400人
→新日本監査法人へ(東京の大半) 約1,000人
→トーマツ(東京の一部、大阪、福岡) 約500人
→あずさ監査法人(東京の一部、名古屋、広島) 約300人
→京都監査法人(京都事務所が独立) 約170人
→他業界への転職、他法人への移籍、未定など 約430人
となっています。
上記のように、他業界への転職等が予想されるため、監査難民企業の発生を懸念する声が新日本監査法人幹部から出ている模様です。
「会計士よ、野に下れ!」http://ameblo.jp/ir-man/entry-10026294197.html で書きましたように、私は会計士はもっと企業側にいるべきだと思っていますので、「他業界への転職」の中に、コンサル会社ばかりでなく、一般事業会社も増えてほしいなぁと考えています。
監査難民企業の発生を喜んでいるわけでは、決してありませんけど。
最近見た(平成版)「日本沈没」・・・柴崎コウのやつね・・・とか、かわぐちかいじの「太陽の黙示録」のように、あちこちに分散して収まっていくイメージですね・・・。
会計士協会も、この未曾有の事態をしっかり把握して、上記の分散具合、とりわけ『他業界への転職』の行き先を、後日に集計・発表していただきたいものです。