会計士協会長に増田氏就任 | IR担当者のつぶやき

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会計士協会長に増田氏――不二家問題、「品質管理は業務外」他。2007/04/12, 日経金融新聞


 日本公認会計士協会は十一日、藤沼亜起会長の任期満了に伴い増田宏一氏が次期会長に就任すると正式に発表した。新会長に就任する増田氏は不二家の消費期限切れ原料の使用で監査人に責任を求める声が上がったことに触れ、「品質管理は監査業務の範囲外。監査人の業務に対して理解を深めるために積極的に話していきたい」と述べた。
 会計士協は会員の直接選挙で会長を選出していたが、今回から間接選挙に改めた。全国の会計士が一人の会長を選ぶ従来制度では、能力や適正な人柄などを十分理解するのが難しいと判断したため。
 増田氏は監査業界から人材が流出していることについて「海外に比べ監査報酬が低いことに原因がある」との認識を示し、「経済界にも引き続き対応を求めていく」などと話した。
 このほか、協会のガバナンス改革を継続して進めていくとの方針を示した。


金融庁に押されっぱなしのJICPAには、ぜひ頑張っていただきたいと思っています。

また、微妙な時期に藤沼会長からのバトンタッチですね。


以前から思っていたことですが、会計士協会ももう少し、自分ら(会計士)の職域がどの範囲か、というPR活動を「組織的に」(笑)行ったほうがよいと思います。

どういうことかというと、上記記事にあるように、不二家の品質管理問題まで公認会計士(ないし会計監査人)の責任を問うような声が上がること自体、会計士という職業を社会に正しく知ってもらっていない、誤解がまだまだたくさんある、ということを表しているのではないでしょうか。

旧商法時代の営業報告書で『会計に関する部分に限る。』と言っていたみたいな。


AC(公共広告機構)みたいなTVコマーシャルでもやったほうがいいのかな。


でも、それで協会の会費も倍増!とか言われたらイヤだな(爆)