映画下矢印を観る前に、『陰陽師たちの日本史』を読みました。


娘たちが生まれる前、スピリチュアルスポットを訪れるのが好きで、京都の晴明神社も訪問先の一つです。



加藤清正の井戸など、他にも色々と行ったのですよね。

懐かしいなぁほんわか


上記書籍は晴明神社についても言及しているのですが、近年の調査で、晴明が居住していたのは晴明神社の場所ではないことが明らかになったのだそうです。

寧ろあの地は安倍家とは何の関係も無いのだそうで汗

では何故、彼の地を"晴明神社"としているのかというと、江戸時代、あの地は「愛宕の僧」、つまり易占、祈祷などを行う山伏など民間の宗教者が拠点にしており、安倍晴明750年霊社祭を執行するにあたって、晴明直系の土御門家が晴明神社を支配下に置いたのが起源となります。


その他、安倍晴明は40歳で陰陽寮において「学生」、その後52歳で「天文博士」に昇進するという、非常に遅咲きの人生であったこと

晴明が平安の貴族社会で「陰陽師」として活躍したのは陰陽寮退官後であったこと

などが、史料を丹念に紐解きながら解説されており、面白かったです。


安倍晴明は、若くしてその才能が認められ陰陽師の階層を上り詰めた天才では決してなく、寧ろ大器晩成型の、

ですが、その非凡なセルフプロデュース力と押しの強さによって、今でいうindependent contractorとして有力者に引っ張りだことなった人物のようですおねがい


富士山2024年 36冊